水谷もりひとブログ

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クリスマスイヴの1日

クリスマスイヴを病院のベッドの上で目覚めるというのは人生初。

大腸ポリープを取るために入院したのだが、
内視鏡でポリープを取るくらいの処置は「手術」とは言わないみたいで
看護師さんも医者も「検査」という言葉を使っていた。

「今日は午後から検査です」とか
「検査は早ければ午前中できるかもしれません」とか。

朝5時に起床し、結局、「検査に行きます」と呼ばれたのが13時30分。
その間、7時間半も時間がある。
売店に行くふりをして、病院を抜け出そうかと思ったら
朝から点滴に繋がれた。
食事をしないので栄誉補給らしい。

結局、映画を観た。
山崎努主演『長いお別れ』
どんどん痴呆が進んでいく主人公。
少しずつ記憶がなくなっていく。
これをこの映画では「長いお別れ」と呼んでいる。
これは家族みんなで観ることをおススメする映画である。

2本目は童謡誕生100周年記念作品『この道』
2019年は日本に童謡という音楽が誕生して100年。
多大な貢献をしたのが鈴木三重吉という人。
童謡雑誌『赤い鳥』を創刊した人だ。
当時、北原白秋が詩人として売れていた。
その北原白秋にドイツ留学から帰国したばかりの山田耕作を紹介したのが
鈴木三重吉だった。
そして「からたちの花」「この道」が生まれた。
ちなみに、北原白秋は女性にだらしない人だった。
一度、人妻に手を出し、姦通罪で逮捕されている。
保釈金を出して牢獄から解放したのが与謝野鉄幹・与謝野晶子夫妻だった。

ちょうど観終わった頃、「検査」に呼ばれた。
30分くらいで終わった。

そして3本目の映画、笑福亭鶴瓶主演『Dear Docter』を観る。