ざこはざこなりに
「ざこ」という言葉があります。威張り腐った奴が、弱い人や子供を見下す時に
「ざこは黙ってろ」とか「ざこは引っ込んでろ」と言います。
言われた人はいい気持ではありませんが、
所詮、そんな人の言葉は気にすること自体、時間の無駄です。
本物の「ざこ」はそんなこと気にしないんです。
漢字で「雑魚」と書きます。小さな魚です。
でも、雑魚は海の中で悠々と泳いでいます。
その「雑魚」に詩人、坂村真民は自分を投影させてこう歌いました。
「雑魚は雑魚なりに大海を泳ぎ、
われはわれなりに大地を歩く」
僕も一人前に「器の大きな人間になりたい」と思ったりしています。
体が大きい小さいとか、器が大きい小さいとか、名声があるとかないとか、
成績がいいとか悪いとか、お金がたくさんあるとかないとか、
この詩を読んでいると気にならなくなりました。
どうでもいいわけではありません。
なりたい自分になる。
そのためにできる努力はやるべきです。
ただ卑屈にならず、堂々としていればいいのです。
あの雑魚たちが堂々と大海を泳いでいるように、
堂々と大地を歩いていく。
今日も堂々と一日を過ごしましょう。
大自然はいつだって味方してくれます。
貧しかった時代に生きた先祖がいました。
平和じゃなかった時代に生きた先祖もいました。
自由がなかった時代に生きた先祖も。
われを生み出すためにそういう時代を生き抜いた先祖に思いを馳せ、
われはこの時代の大地を歩いています。
ならば堂々と・・・
今日も最高の一日がやってきました。
何か一つでも学んで、また一つ思い出を作りましょう。