話し方で上がる運氣
1964年のミュージカル映画『マイ・フェア・レディ』はアカデミー賞8部門を独占した名作です。『ローマの休日』と並ぶオードリー・ヘプバーンの代表作と言えるでしょう。貧しい花売り娘のイライザが声をかけた紳士が、たまたま言語学者・ヒギンズ教授でした。彼女の酷い訛りを聞いた教授は、イライザの育ちの悪さを見抜き、自分の手にかかればイライザの訛りを矯正し、そのことで素敵な未来が開けると豪語します。
豊かな暮らしを夢見る彼女はこの言葉を間に受け、教授から言葉の矯正を受けます。
そして品のないイライザはやがて貴族のレディーのように変身します。
人生を好転させる最初の一歩は「言葉」です。
自分の発する言葉が自分の人生をつくっているのです。
言葉はいくつかの構成要素があります。
第一に滑舌です。特に語尾まではっきりと相手に聞こえることが大事です。
滑舌の悪い人は自分が滑舌が悪いことに気付いていません。
そういう人の話は聞きづらいです。
第二に音です。「あの~」とか「え~」という雑音を頻繁に使わないことです。
第三に表情です。同じ「こんにちは」でもちょっと笑顔があるだけで相手のハートを惹きつけます。
第四にイントネーションです。生まれ育った田舎の訛りも味があっていいのですが、場面場面できれいな標準語が使いこなせると品性を感じさせます。
すこしだけ意識しておいてください。
今日の一日が全く違ったものになるはずです。
それでは今日も口角を15度上げて過ごしましょう。
いってらっしゃーい。