結果は結末ではない
「結果なんか気にするな」という言葉をよく聞きます。「結果は後からついてくる。大事なことは今全力を尽くすことや」とかいいます。
「結果」とは辞書によると「ある原因や行為から生じた結末」です。
「よい結果をもたらす」
「不幸な結果を招く」
「意外な結果が出る」という用途が出ていました。
「よい結果が出た」というとき、
その結果どうなったか。さらにその続きがあります。
たとえば、受験勉強を一生懸命やった結果、東大に合格しました。
今後は、東大に合格した結果、どうなったか。
最高の学生生活が待っていると思ったら、
大学になじめず、友達ができず、引きこもってしまったとか。
で、その結果どうなったか。
それがまた原因になって次なる展開があります。
映画やドラマだと、途中は不幸でも最後はハッピーエンドになったりします。
映画やドラマだから「結果」はハッピーエンドで終わりですが、
人生には「結果」なんていうのは、永遠に出ません。
出たと思ったら、それが次の「原因」になるからです。
だから「結果は気にしなくて大丈夫」というわけです。
失敗しても、その失敗が次の行いの原因になります。
次はうまくかもしれんのです。
だから失敗しても、失敗ながら気楽に続けていけば、
その失敗が原因となって、
今度はいい結果が出るように頑張ればいいのです。
人生は一回ぽっきりと言いますが、
原因―結果は何度も繰り返します。
だから「今」だけの結果は気にしないで
「今」の状況を楽しましょう。
今日も口角を15度上げて、いってらっしゃーい!