「それはおかしい」より「それは面白い」で
スポーツジムに通っているのですが、担当のトレーナーといつも会話をしながらトレーニングをしています。
だいたい会話の流れはいつも同じで、
「最近、調子はどうですか?」から始まって
コロナの話になります。
で、いつも行政がやっている感染防止策の批判をする。
「お酒とコロナと全然関係ないやん」
「時短営業なんて意味ないし」
「死亡者は減っているし、増えている感染者って所詮、陽性者だよね」
「陽性者と感染者は違うしね」
「なんでオリンピックであんだけ移動しているのに修学旅行が中止になるねん」
僕もだいたい同じ意見なので、
同調しながら一緒に話しているのですが、
1年以上も同じ感じで、政策に対する批判や報道に対する批判、
そして自分の意見のほうが正しいという感じの発言って、
聞いているとだんだん嫌になってきます。
トレーナーの話を聞きながら
自分も周りの人に同じような感情を与えているのかもしれないと思いました。
今までは政治か宗教がそうだったように、
コロナに関しても、
誰の言っていることが正しいとか間違っているとかないわけで、
みんな自分が正しいと思い込んでいる情報に基づいて語っているだけ。
不毛の会話のような気がしてきました。
「最近読んだ本でこれが面白かった」とか
「先週見た映画でこれが面白かった」とか
「面白いYouTube見つけたよ」とか
そんな会話のほうがいいですよね。
そもそもワクチン接種なんて絶対しないと思っていた僕が
「接種しよう」と思ったのは、
ある懇親会で僕の前に座った男が、やたらワクチン接種の批判するわけ。
彼が言っていることが正しいとかおかしいとかどうでもいいんです。
彼の言い方とか、彼の人の話の聞き方や態度とか、
そこに垣間見える彼の人間性がとても不快なものだったんです。
だから「お前がそんなにワクチン接種を批判するなら俺は接種するぜ」と思ったのです。
上記の2人から受ける嫌な波動を感じながら
もうコロナに関していろいろ言うのはやめようと思いました。
「正しい」より「楽しい」
「それっておかしい」より「それって面白い」で生きていきます。