水谷もりひとブログ

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それは幸せの前兆です

つらいこと、
無念なこと、
がっかりしたこと、
悔しいこと、

どれもこれも人生が好転する前触れです。
いいことが起きる前兆がそういうことなのです。

それを知っている人は、
ツイていない現実を恨みません。

つらくても
無念に思えても
がっかりしても
悔しくても、

密かに、小さく、誰にも分からないようにⅤサインをしています。
そして、誰にも聞こえないような小さな声で、
「いよいよこれから面白くなるぞ」と呟きます。

だから好転するのです。


僕が学生の頃だから40年くらい前、
ジュリー・アンドリュース主演の『サウンド・オブ・ミュージック』を何度も観ました。
大好きでした。

当時、ビデオが出始めたばかりで、
それまで映画館で見逃した映画は、テレビ放映がない限り、絶対観れませんでした。
それが何と80年代にホームビデオがレンタルできるようになったのです。

ジュリー・アンドリュースは元々舞台女優でした。
大当たり作品は舞台の『マイ・フェアレディ』

あまりにも大ヒットしたので映画化されることになりました。
主演の決まったジュリー・アンドリュースは大喜び。
それは彼女の人生最良の作品になるはずでした。

ところが、映画会社の社長がオードリー・ヘップバーンの大ファンだったため、
主役はオードリー・ヘップバーンに持っていかれました。

頂点まで登って喜んでいたジュリーは失墜のどん底です。
しかし、ジュリーは誰を恨むこともなく、その現実を受け止めました。

そんなとき、やってきたのがミュージカル映画『メリー・ポピンズ』の話でした。

ジュリーはそれを精一杯に演じました。
そして翌年のアカデミー賞は『マイ・フェアレディ』か『メリー・ポピンズ』かと騒がれました。作品賞は『マイ・フェアレディ』が受賞しました。

しかし、アカデミー賞主演女優賞を獲得したのはジュリー・アンドリュースでした。


人生ってこういうふうにできているのですね。