水谷もりひとブログ

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最近、映画館に行きましたか?

最近、映画を観ましたか?
というか、映画を映画館に観に行く習慣がありますか?

僕の周りにはこの習慣を持っていない人がものすごく多い。
なぜみんな映画を観ないのだろう。
なぜ映画館に足を運ばないのだろう。
最近はAmazonプライムやNETFLIXで家で見るから?
もちろんそれもいいけどね。

僕もネットの映画はバンバン見ている。
でもやっぱり映画館に行くと、「観る」になるのだ。

映画って娯楽ではなく教養そのもの。
たとえば、ピクサーアニメーションスタジオがディズニーと共同制作した
世界初の長編フルCGアニメ映画『トイ・ストーリー』は
登場人物がほとんどおもちゃの人形だ。
主人公がウッディという保安官の人形で、
その相棒がバズという宇宙服を着た人形。

最初は何も考えずに見ていたのだが、
ものの本によると、ちゃんとそこに意味があることがわかった。

アメリカのフロンティア精神の象徴なのだそうだ。
アメリカの歴史は西部開拓から始まっていて、
それを象徴させたのが主人公の保安官。

その後、アメリカは政治経済、文化文明のあらゆる面で
世界を意のままにリードしてきた。まさに時代の開拓者だった。
(これに反発したのがイスラムの過激派組織)

政治経済、文化文明の最後のフロンティアが宇宙だった。
考えてみると、60年代、70年代のハリウッド映画には西部劇が多かった。
90年代になると圧倒的に映画のフロンティアは宇宙モノに代わった。

アメリカの子どもたちの憧れが、かつてはカウボーイで、
その後、スペースレンジャーになったというわけだ。
それをさらっと『トイストーリー』で見せている。
映画をちょっと深読みしていくと、さらに面白くなる。

映画を観る習慣がなかった人は月に1本は観ましょう。
いつもネットで観ている人は月に1本は映画館に足を運びましょう。

演劇でも言えることですが、
やっぱり劇場は別世界です。

でも、僕はコンサートに行く習慣はないなぁ。

https://onl.tw/aUAEQxb