本のもらい方
お笑い芸人で、今や絵本作家でもあり、アニメ映画の原作者でもあり、100万人のフォロワー数を持つ
人気ユーチューバーの西野亮廣さんの話に唸った。
お笑い芸人で成功する人としない人の話である。
たとえば、西野さんは新刊本を出すと、必ず友人知人の芸人に贈呈するという。
もらうとお礼を言う人、言わない人がいる。
一方的に送り付けるのだから、「もらって嬉しい」という人ばかりじゃない。
さて、「こいつはすごい」という人はどういう人か。
「あいつはすごいと思ったけど、やっぱり売れてきたな」という人はどういう人か。
本をもらう。
読むのか読まないのか分からないけど、
その人は「いい本を出したな。おめでとう。俺の友達に配りたいから10冊送ってくれ。請求書も入れてな」と言ってくる人なのだそうだ。
著者としてこれほど嬉しいことはない。
じゃぁ自分はやっているか。やっていない。
猛省した。
そう言えば、
㈱タニサケの松岡会長はまさにそういう人だ。
献本をすると、必ず40冊くらい注文してくる。
静岡県の元校長、寺子屋たっちゃんもそういう人だ。
志賀内さんもそういう人だ。
なぜそういうことができるのか。
お金があるから?
西野さんに言わせると、「絶対違う」という。
だって売れてない芸人はめちゃくちゃ貧乏だから。
では、なぜそういうことができるのか。
それはその人が「そういう人」だからだ。
そういう人だから、良質な友だちが広がり、才能を認めてれる人が増え、
ファンが増え、お金も寄ってくる。
身銭を切ってでも頑張っている人を応援したいと自然に思えるらしい。
猛省した。
頑張っている人を応援する、そういう人に、私も、なろう。