水谷もりひとブログ

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毒論③

「笑顔のファシズム」と執行草舟氏は、現代社会を称して言う。

「笑顔のファシズム」とは抗菌にあふれた社会のことである。
毒という毒を、すべて無くすことが平和で安全で安心な社会だと
みんな思い込んでいる。

そして「おいしいものが食べたい」「できるだけ楽をしたい」
「給料の高い会社に入りたい」「休みが多ければなおいい」
これが「笑顔のファシズム」の成れの果ての考え方である。

見えない世界の本質である神を、現代人は失った。
これが「笑顔のファシズム」の始まりかもしれない。
そうすると、必然的に人間は自分を「神」にしてしまう。
創造をし、善悪を裁き、自然を制覇する。
「自分の考えが正しい」と思い込み、人の話を聞かない。

そして、出来るだけ、合理的に考えて
苦労や面倒くさいことを避けてきた。
頼まれたことはできるだけ断る。
引き受けると大変だから。

そうやって自分の精神レベルを下げて、下げて、下げまくる人になりたくない。

頼まれごとは神の声。
試されているのだ。
自分を鍛えてくれる有難い頼まれごと。

「これはキツい」と思われる環境に自分を放り込む。
それしか自分の精神レベルを上げる方法はない。

「この人生を生きた」と言えるような人生にはならないということだ。

そんなことを言う執行草舟さんの講演を避けると、死ぬときに後悔するかもしれない。

https://miya-chu.jp/topics/?itemid=3875