毒論④
「毒には三種類ある」と執行草舟さんは言う。1.肉体の毒
2.精神の毒
3.文明の毒
最初の毒「肉体の毒」は、
「抗体」とか「免疫」という言葉から連想すればすぐわかるだろう。
人間の肉体は毒を体に入れることで強くなっていく。
これは医学的にももはや周知の事実だ。
だから肉体を弱くする抗菌・滅菌志向は生命力の敵ということになる。
しかし抗菌、滅菌志向がすっかり日本中に定着してしまった感がある。
「清潔にする」「手を洗う」ということは大事だが、
一日何回も「キレイキレイ」するのはまずいのではないか。
筋トレがそうであるように、
肉体は痛めつけるほど丈夫になるし強くなる。
痛めつけるほどいいのだ。
肉体をつくる基本は食べ物だが、
食べ物は基本、「あるものを感謝して食べる」
これ以上でもこれ以下でもない。
たくさん食べたいからバイキングに行くとか、
おいしいものを求めてグルメを楽しむとか、
美食、飽食が肉体を堕落させていく。
本来、食文化も食べ物が豊かではなかった時代に
「あるもの」を工夫したり、楽しむところから始まった。
よそから輸入したもので本物の文化は生まれないのだ。
95歳まで現役の医者だった井口潔先生に
「健康で長生きの秘訣は何ですか?」と愚かな質問をしたことがある。
先生は一言「健康のことなんか考えないこと」とおっしゃった。
「健康で長生き」するために何かをやったとか、一切ないそうだ。
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自分の使命、ミッションを生きる、ただそれだけ。