精神の毒
毒論の中で最も強烈なのは「精神の毒」です。今の「Z世代」「Y世代」の人たちは
「好きなことをやる。嫌いなことはやらない」、
そんな人生のモットーで生きている人が多いです。
執行草舟さんの毒論はそれとは真逆で
自分の嫌なこと=精神の毒
その毒を食らえと言っています。
「不幸を受け容れるんだ。
受け容れなければ自分の生命が燃焼する人生にならない」と。
自分の人生に革命を起こすのは自分なのです。
運命に流されるのではなく、運命を抱きしめるということです。
自分の好きなことしかやらない人には運命が見えないでしょう。
苦悩によって自分の天命を掴むということです。
執行さんはいわく。
「私は妻が死んですぐ独立しています。
妻が子供を産んで3か月後に死ぬという最大の不幸に見舞われた後、
すぐに独立したことを、私は自分の最大の幸運だと思っています。
その不幸を抱えることによって
死んだ妻もそれからずっと一緒に生きたということです。
運命を見出した人は皆そうなのです。
精神の嫌なことをどんどん食らっていると
いろいろな幸運も次々に出てくるのです。
これは自動的に全部一緒にそうなります」