水谷もりひとブログ

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3月21日号の社説

3月21日号の社説ではジェーン・スーさんの
『生きるとか死ぬとか父親とか』というエッセイ本を取り上げました。

本も面白かったのですが、僕はドラマを見て、
「これ、社説で書こう」と思ったんです。

ドラマはAmazonプライムビデオで観ました。
12話ありまして、12話だけなぜか無料公開してて、1話から11話は有料でした。
もちろん全部見ましたよ。

ジェーン・スーさんは日本人で、本名は公開されていません。
TBSラジオで番組を持っているんですね。
そしてそのエッセイ本も、ドラマも、ノンフィクションみたいです。

で、12話が「父からの申し次ぎ」というタイトルなんです。
何を申し次ぐのかというと、社説にも書きましたけど、
亡くなった妻が好きだったものを父親が娘に申し次ぐという内容でした。

その中に江戸時代から続く刃物屋が出てきます。
ドラマでは固有名詞はありませんが、本ではちゃんと紹介されていました。
東京・人形町にある「うぶけや」というお店です。

うぶけやのHPを見たのですが、
あのシーンはうぶけやでロケをしたのではないかと思いました。

「周りがどんどん変わっていくから、変わらないでいることが目立つ」
「変わらないということに価値が出てくる」

そんなセリフに心が揺さぶられました。
これは本には載ってないので、脚本家の創作だと思います。

それから「最中の空也」とか「楊枝のさるや」とか「すき焼き肉の日山」などの
お店も紹介されていました。ちょっと気になるお店ですね。

ドラマではジェーン・スーさんを演じる吉田羊さんがリスナーからのいろんな人生のお悩みに答えるのがメインになっていて、これがなかないいんです。
ほとんどが女性からのお悩みです。

「女としての生き方」とか「今不倫しているんです」とか・・・

タイトルの「とか」という響きがいいですね。
この「とか語」「とか弁」も、この社説を書いているときにネットで見つけました。

「とか語」を使っていなかったら僕はこの本を手にしてなかったと思います。
それくらい強烈な言葉でした。

よかったら本やドラマも併せてご覧ください。