怖いという感情
日本講演新聞3月21日号にコミュニケーショントレーニングネットワークを主宰する
岸英光さんの記事は
「成功するのが怖い」という心理が
成功するための行動を妨げているという話でした。
こういう話は過去に聞いたことがあります。
「お金持ちになりたい」のに
「お金持ちになると大変だ」という気持ち、
「結婚したい」のに
「結婚したら大変だ」という気持ち、
「成長したい」のに
「成長するのは面倒くさい」という気持ち、
そういう気持ちが自分では気が付かない深層心理にあって、
それが「悪魔のささやき」をして行動を妨げるというものです。
確かに、誰もが、たとえば「お金持ちになりたい」と思っています。
でも、「お金持ちになる」とはどういうことなのか分かっていないんです。
今の時代、がむしゃらに働けば給料が上がる時代ではありません。
今の収入が今の自分の器なのですから、
収入を2倍、3倍に増やしたかったら、
人間の器を2倍、3倍に大きくする必要があります。
そのためには何か一つ「役」を引き受けるとか、
社会的地位を上げるとか、
行動範囲を広げるとか、
精神的に成長するといったことが必要になります。
でも、それを面倒くさいと思ってなかなかやらないんです。
だから収入は増えないんです。
自分の殻を破りたくない。
今の自分らしさを壊したくない。
そういう「変わることの恐怖」が成長を妨げているというわけです。
結局、「自分」なんですよ。