水谷もりひとブログ

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7つの習慣~その1

スティーブン・コヴィー著書『7つの習慣~人格主義の回復』を学んでいます。
この本は「人生に幸せ、仕事に成功をもたらす書」です。

何が人生に幸せを、仕事に成功をもたらすのか。
一言でコヴィー先生はこう言っておられます。

「その人自身の人間性、すなわち人格である」と。


考えてみてください。
同じ時代に同じ国に生まれても、幸せな人とそうでない人がいます。
同じ家庭に生まれ、同じ親に育てられても、幸せな人とそうでない兄弟がいます。
同じ職場で働きながらも、あるいは同じ町で生きているのに、
幸福な日々を送っている人もいれば、自分は幸せだと思っていない人がいます。
仕事がうまくいっている人、うだつが上がらない人、いろいろです。

この決定的な違いは何なのか。究極は人間性(人格)に尽きるのです。

そして、
結婚も仕事も
子育ても親の介護も
夫婦関係も親子関係も友達関係も
勉強も趣味も人との出会いも
いろいろな苦難も悩みも試練も

「それらはあなたの人格を磨いて幸せになるためにある」というわけです。


そもそも人格=人間性って何ですか?

それはね、その人が育った環境の中で経験し、学んで身に着けた考え方の癖=思考習慣なのだそうです。

それを「パラダイム」と言います。
生まれてから今日まであなたが経験を通して学び身に着けた考え方や価値観です。

たとえば、犬を飼っている子はよその犬を見てかわいいと思うでしょう。
しかし、小さい頃、犬に噛まれた経験のある子はよその犬を見て怖いと思うんです。

パラダイム=過去の経験によってつくられた物の見方、考え方です。


こんな人はいませんか?
一生懸命やっているのに、なかなか人生うまくいかない。
真面目に生きてきたのに、仕事もプライベートもうまくいかない。

それはね、自分のパラダイムがその現実を引き寄せているというのです。
多くの人がそのことに気が付いていないといいます。

ゆがんだ思考習慣、思考の癖があったとしたら、変えてみる必要があります。
それを「パラダイムシフト」といいます。

パラダイムが変わると、行動が変わり、行動が変わると結果が変わります。

よく企業ではコンサルティングを受けていますよね。
成功者や専門家の意見、考え(パラダイム)を取り入れるのです。
信頼、尊敬できる人に助言を求めるのもパラダイムシフトといえるでしょう。

でも、個人レベルではほとんどの人が自分のパラダイムを変えなきゃと思っていません。
あるいは、「変える」ことに抵抗感を持っています。
基本、人間は変わりたくないんです。自分らしさがいいと思っているんです。

だから、『7つの習慣』では無理に変えようとはしていません。
新しい習慣を身に着けよう!と言っているのです。

習慣が変わると思考が変わり、
思考が変わると行動が変わり、
行動が変わると結果が変わります。

「習慣」、侮るなかれ、です。