水谷もりひとブログ

水谷もりひとブログ

あるジャーナリストのブログから

有名なジャーナリストの有料ブログから一部、転載します。
あまりにも衝撃的で、考えさせられる内容だったので、
ここまではいいかなというところを一部抜粋しました。

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サル痘が日本上陸しました。
ちょっと驚きました。
驚くと同時に、改めて日本のマスコミの
「情報を隠す」体質を目の当たりにして、
暗澹たる気持ちになりました。

サル痘に関して、「知っているけど伝えなかった事」があります。
それは、この病気、今回の世界的流行で発症者になっているのは、
ほとんどすべてが男性同性愛者だという事です。
その率90%以上です。100%と言ってしまっていいくらいの率です。

この事実は海外のマスコミは広く報じていますが、
日本のマスコミは初期の報道においてこの情報を隠しました。
恐らく、「同性愛者から批判を受けたくない」
という理由だと思いますが、
海外で多くの感染者が出始めた状況下でこの情報を隠したことが、
病気の日本流入を許した可能性があるのです。

 サル痘は「サル」と名前が付いていますが、
基本的に宿主はリスなどのげっ歯類です。
このウイルスがげっ歯類からサルに感染すると、
天然痘のような発疹が出て発症する訳ですね。
今までもまれにサルと濃厚接触したアフリカの人などが感染、
発症することがありましたが、WHOが世界的に警告を発したのは、
人から人への感染で世界的に1万人を超える患者を出しているからです。

このウイルスが何らかの変異を起こしたか、
人間の側にウイルスに感染しやすい何かが起きたか、
どちらかの可能性しか考えられません。
後者については人間の免疫力に変化が起きた可能性より、
近年、男性同性愛者がSNS上で簡単に国境を越えて
パートナーを見つけられる状態になり、
それがこの病気の人から人への感染原因になっている
という指摘の方に説得力がありそうです。

この病気、今回の流行では、肌に発疹が出来た人と濃厚接触したり、
精液に触れたりすることで人から人へ感染することが経験的に分かっています。
発祥している人の100%近くが男性間の性接触で
感染したことが知られていて、世界的には
この点を中心に報道されています。
これを報道することは、感染の広がりを抑えるために必須です。
だって、
それ以外に感染ルートがないなら、病気の連鎖を断つには、
男性間の性的接触の危険性を周知させることが肝要ですからね。
この情報は差別でも何でもなく、感染の広がりを食い止めるために
とても大切ですし、この報道が男性同性愛者の健康を守ることにもつながります。

ところが、そんなマスコミの本来の役割を認識していない日本の大手メディアは、
「男性同性愛者に特有の病気であると報道することは
同性愛者への差別につながる。同性愛者の団体から批判されたくない。」
等の思いから、初期の報道で情報を隠してしまったのです。
その報道姿勢は、かえって男性同性愛者を危険にさらすことになり、
日本人第一号の発症者は、こうして生まれたと考えられるのです。
知っていれば、このタイミングでわざわざ海外に行って
男性同士の性行為を行う事は無かったでしょうし、
行うにしても、相応の警戒をした筈です。


今の中年以下の日本人の多くは天然痘ワクチンを接種していません。
具体的に言うと、1976年が接種中止の年で、
それ以降に生まれた現在40歳代半ばより若い人は
天然痘、サル痘に全く免疫がありません。

60歳以上の人は天然痘ワクチンを三回打っていますから感染リスクは低いです。
その中間の世代、1962年から1968年の間に生まれた人は二回、
1969年から1975年の間に生まれた人は一回接種しています。
この皆さんにもある程度の免疫力があります。

そんな理由もあって、世界的に40歳以下の層に感染が広がっています。
ワクチンはある種の病気予防には極めて有効なのです。


子供の時に天然痘ワクチを接種していない方、「サル痘」要注意ですよ。