水谷もりひとブログ

ホーム水谷もりひとブログ ≫ スウェーデンの医療費は全額国費です。だから・・・

水谷もりひとブログ

スウェーデンの医療費は全額国費です。だから・・・

2022年8月5日の辛坊治郎さんのブログにこんな衝撃的な話が載っていました。
考えさせられる内容だったのでシェアします。

************************

・・・・・・・・・・・・・・
ところで最近の世界の統計を見ていて改めて強く思う事があります。
新型コロナ騒動スタートから年末で丸3年になりますが、
この間の世界の対策で異彩を放っているのがスウェーデンです。
この国はこの3年の間、他の多くの国で実施されたような
厳しいロックダウンは一度も行いませんでした。
私は2年前から、「スウェーデンのやり方が正解じゃないのか?」
と言い続けて来ましたが、結果を見ると、
その判断が正しかったのが分かります。

スウェーデンは特殊な国で、
スウェーデンの医療費が全額国費で賄われますが、
コロナ以前から80歳以上の高齢者の積極治療を行わない方針が
強く打ち出されていました。
80歳以上だと救急搬送すらしてくれません。

数年前「ミッドサマー」というスウェーデンを舞台にした
ホラー映画がアメリカで作られ、この映画に登場する村では、
高齢者は全員75歳になると、崖から突き落とされて殺されてしまいます。
これって、強烈なスウェーデン風刺のホラー映画ですが、
現実のスウェーデンも似たようなものです。

スウェーデンに限らず、医療費がタダの国では
超高齢者の人工透析なんて絶対にしてくれません。
逆に言うと、これらの国では、「不摂生で人工透析なんてことになると
そのまま死ななくちゃいけない」
という健康意識が高齢者の間で徹底していて、
結果的に日本と平均寿命が大して変わらない数字になっているのです。

スウェーデンはそもそもそんな国ですから、高齢者が特異的に重症化する
新型コロナの流行で、他国より致死率が高く出るのは当然です。

ころが最新の統計を見ると人口当たりのスウェーデンの
新型コロナの感染者数や死亡者数は、一言で言って「他国と大差ない」のです。
厳しいロックダウンで社会の機能を止めた国と、
通常の病気同様の感染防止の呼びかけにとどめたスウェーデンと
結果が同じなのです。

これが、すべてを雄弁に物語っています。
この事実の前で、議論の余地はありません。

日本を始め世界中のマスコミ、政治家、専門家が間違ってしまった訳ですね。
大勢が間違えると、誰も間違いを認める事すらしなくなります。
これが、日本と世界の現状です。

今週良心に目覚めた?
複数の「専門家」達が非公式に感染者の全数把握の停止と、
65歳以下で基礎疾患などの無い人のコロナ陽性確定の為の受診を
控えるよう声明を出しました。
あろうことか、厚生労働省は専門家達が正式にこれらの声明を
出すことを妨害したのです。
ほんと、「いい加減にしろよ!」
と言いたくなります。

******************************

如何ですか?

スウェーデン人の平均寿命は81.7歳。日本人の83.1歳に比べれば短いです。

しかし、日本の医療は延命治療が積極的に行われています。それで83.1歳です。
一方、スウェーデンでは「積極治療はしない」という名の延命治療がなされません。

高齢者が肺炎になっても内服薬が処方される程度で注射もしない。過剰な医療は施さず、住み慣れた家や施設で息を引き取るのが一番だというコンセンサスがあるのです。
講談社刊『週刊現代』“スウェーデンにはなぜ「寝たきり老人」がいないのか”より/2015.9.27)

それで平均寿命が81.7歳というわけですが、
日本と違って健康的な高齢者が圧倒的に多いということになります。

辛坊さんのブログにある「救急搬送しない」というのは、
これも「延命のための」ということでしょうかね。
信じがたいですが、スウェーデンの留学生が宮崎にいたので
確認してみたいと思います。