安岡定子さん
安岡正篤記念館理事長で、論語研究者として知られる安岡定子さんの講演を聴いた。講演後の感想は「もしかしたら人生が変わるかも」だった。
論語と言えば、2500年ほど前に、今の中国で儒教の開祖である孔子が説いた「四書」の中にある『論語』『大学』『中庸』『孟子』のひとつ。
こんな話がある。
2500年前にもいろんな個性豊かな弟子たちが孔子のまわりにいた。
中には「認められたい」「評価されたい」「あの人はどうも気にくわない」
そんな感情を抱いた弟子もいた。
孔子はそういう人の心のうちを見抜いてこう言われた。
「人の己を知らざるを患えず。人を知らざるを患う」
現代語訳⇒
「人が自分のことを評価してくれない、理解してくれないと悩んでいる人がいるが、
そんなことを心配しなくていい。
それより自分が他人を正しく観る目を持っていないことのほうが心配である」
安岡定子さんの言葉
「人は皆、違います。違うからこそ相手を理解しようとすることが大切です」
