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人は変わる。でも人は変えられない。

最近読んだコーチングの本で昔のことを思い出しました。
10年ほど前、コーチングという言葉と出会ったとき、
カウンセリングとの違いってなんだろう?と思ったことがあったのです。

僕は一応、産業カウンセラーの資格を持っています。
15年ほど前に養成講座にせっせと通って試験に合格しました。
当時は「厚生労働大臣認可」という国家資格のようなものでした。(今はたぶんない)
というのはそれだけ、働く人のメンタルヘルスが低下し、
それが就労環境の悪化を招き、生産性を下げていることに国も気づいたのです。

で、
カウンセリングとは、悩んでいる人や心が病んでいるけど精神科の病院に行くほどでもない、いわゆるマイナスの感情にさいなまれている人を言葉の力でゼロの状態に戻すお手伝いです。

それに対してコーチングは、ゼロの状態、あるいはもっと上を目指したい人を言葉の力で応援し、夢を叶えるお手伝いをすることです。
スポーツの世界の「コーチ」のようなものです。

いずれにしても目の前の人を今の状態から「変わる」ことをお手伝いするお仕事です。

それは「どんな人も変わる」という前提があるからです。
でももう一つ、「人は変えられない」という前提があります。
そしてさらに、多くの人は「変わりたい」という願望を持っています。

この三つが交錯する中で行われるのがカウンセリングやコーチングです。

カウンセラーもコーチも、目の前のクライエントを「変えよう」とは思っていません。
ただ自らを変えられる内なる力を引き出してあげるだけです。

そうはいっても、そういうことができるのは
相当熟練されたカウンセラーやコーチではないかと思います。
未熟なコーチはマニュアル通りに「それ、どうしたらいいと思う?」とか
「そのためには何をしたらいいと思う?」と次々に質問します。
人によってはそれが上から目線に思えて気分が悪くなったりします。

そこで僕が出会ったのがセルフカウンセリング。
自分で自分にカウンセリングをする。
変わりたい自分を自分で応援する。
キーワードは習慣です。

ちょっとした習慣を変えるんです。
早起きするとか。
明るい声であいさつをするとか。
口角を上げることを意識するとか。
最初は意識しないとできませんが、
やがてそれが普通になります。

そうすると過去の自分とは打って変わって新しい自分になっています。
できるだけハードルを低くすることがポイントです。
最初は3日坊主でいいくらいの気持ちです。