水谷もりひとブログ

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無意識と仲良くなろう!

ある大学の教授が、同僚の教授のクラスの学生にこんなことを言いました。
「先生が教室の右側に動いたら右側の生徒は“うん、うん”と頷き、左側に来たら、左側に座っている学生は反応しないでくれ」

やがて何も知らないその先生がやってきて授業を始めました。
授業中、先生が右側に動きながら話をすると、
学生は“うん、うん”と頷きます。
左側に動きながら話をすると、誰も反応しない。

やがて先生は教室の右側で授業をするようになりました。
後で種あかりをしたら、その先生は全く無意識に右側に寄っていたと話していました。

これはアスリートの為末大さんのYouTubeで聞いた話です。

「自分の行動は無意識にパターン化されている」と為末さんは言ってました。

僕は毎月一回、ホテルの小会議室で開催される勉強会に参加しているのですが、
その会議室に入ると、毎回同じ席に座っていることに気づきました。
それはほかのメンバーもそうです。みんな同じところに座っているのです。

「パターン化された行動の中で考えると、いつも同じ考え方になる」そうです。

だから毎回座る席は変えたほうがいい。
だって、席は自由なんですよ。なのに決まった席にしか座らない。
これが「無意識に動かされている」ということです。

これを逆手に取ってアスリートは自分の体をコントロールしているそうです。
つまり、お腹が空く⇒間食したいと思う⇒台所に行く
⇒いつもの場所にお菓子がある⇒食べる

この無意識の行動を変えるために、
「家にお菓子を置かない」と決意するのです。

ある日、お腹が空く⇒間食したいと思う⇒台所に行く⇒お菓子を探す⇒ない!
でもわざわざ今からコンビニに行くのも面倒くさい。
その日は間食しない。

こうやってダイエットをしているとか。

無意識を意識して、無意識と仲良くなると、
意識していないのにいい方向に向かっていくみたいです。