水谷もりひとブログ

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想いのエネルギー

あるカウンセラーの先生から聞いた話です。
これまで6,000件の離婚の相談を受けてきて、
いろいろ質問をする中で、共通することがいくつかあると。

一つは、結婚当初から日常のあいさつをする習慣がなかった。
「おはよう」「おはよう」
「いただきます」「ごちそうさま」
「行ってきます「行ってらっしゃい」
「ただいました」「おかえりなさい」
基本中の基本のあいさつをしていないと。

結婚すると身内になるので、身内にするのはちょっと照れもありますね。
僕も子ども時代は親にあいさつじたことはないですが、
父と母がしていたかと言われると、疑問です。
でも、仲は良かったですけどね。

もう一つはお墓参りをしていない。
あるいは家に仏壇もない。
亡くなったおじいちゃんおばあちゃんは、間違いなく自分のいのちのルーツです。
そこを100%無視して生活して、幸せになれるはずがないというのです。

あなたは自分の子どもが大病を患って、
たとえば、「いのちを助けるためには骨髄を移植するしかない」と
医者から言われたとき、「どうしようか」と悩みますか?
それとも、秒で「私の骨髄を使ってください」と医者に言いますか?
おそらく後者ではないですか?

この子のためなら死ねると思いませんか?
この子のためなら自分のいのちを差し出すことなんて屁でもないでしょ。


自分の親もたぶん同じ愛情で自分を育てたはずです。
あのじいさんやばあさんも同じ愛情で自分の親を育てたはずです。
あのじいちゃんもばあさんも、そんな愛情で育てられたはずです。

想いは同じなんです。
特攻兵がなぜ死を恐れなかったのか、想いは同じだったのではないかと思います。
故郷の家族のためなら、その想いが死を越えられたのだと。

お墓参りをして、手を合わせると、その想いのエネルギーをいただけるんです。

お墓が遠くて行けない人はその方向に向かって手を合わせるだけでもいいそうです。
「想いの世界」ですから。

ついでにこんな話も聞きました。
お墓参りは午前中でなければならない。
一人で行くよりみんなで行ったほうがいい。
優先すべきは父方のお墓、次に母方のお墓だそうです。