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くるみの談話室 2818号(2020/01/01)
次の時代にも、そして次の世代にも…

本紙会長 松田くるみ
 令和を迎えての初めての新年です。心揺るがす『日本講演新聞』としての第一号をこうして無事にお届けできたことに感謝いたします。

 昨年、私たちが主催した「みやざき中央新聞大阪講演会」には100名を超える参加がありました。

 元々は「私たちが読者の皆様にお会いしたい」と思って始めた読者会でしたが、今では参加者が相互に交流を深める場になり、ご自身が主催するイベントやお仕事、活動を紹介し合ったりしています。この新聞が好きな方々ですから、すぐに打ち解けて仲良くなります。

 大阪講演会で私はこう問い掛けました。「今、宮崎県内の読者さんは全体の何割いると思いますか?」

 5割、4割、3割等々、いろいろ手が挙がりました。実は2割に満たないのです。今新しく申し込んでくださる方の9割が宮崎県外の方です。

 28年前、この新聞の営業を担当した私は、宮崎市内の事業所、個人宅、店舗へくまなく飛び込みました。

 「こんなくそまじめな新聞を読む人はいないよ」と言われたり、風俗のお店では「こんな新聞よりあんたがうちの商品になるよ」と言われたりもしました。そんな言葉が今では私の講演のネタになっています。

 今回、新聞名を心揺るがす「日本講演新聞」に改めるお知らせをしたところ、反対意見や「そんな名前にすると半数の人がやめますよ」というご意見もありましたが、それ以上に励ましの言葉も数多くいただきました。

 とある講演会で聞いた話ですが、運命を変えようと思ったら①出会う人を変える②住むところを変える③読む本を変える④行く場所を変えるなど、今までと違った行動をとるといいそうです。

 私自身は変化を好むほうではありません。「みやざき中央新聞」も私たちの代で終わらせようと随分前には思っていました。そのことを先輩の経営者にお話ししたら「会社は続けてこそだ。変化させても続けていくんだ」と叱咤されました。

 次の時代にも、次の世代にも活躍できる会社にしていくために、新聞名を新しくしようと決めました。㈱宮崎中央新聞社という会社名は変わりません。そしてこの新聞に込める思いも変わりません。これからも宮崎の地から心を揺るがす記事を発信してまいります。名前を変えることでどのような変化が現れるのか楽しみです。

 全国で講演をされるいろんな分野の講師の方々から「自分の講演内容が日本講演新聞に掲載されて嬉しい」と言っていただける新聞を目指してまいります。

 どうぞ今年も、そしてこれからも変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。
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