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くるみの談話室 2911号(2021/12/20)
終わりを思い描くことから始める

会長 松田くるみ
 今年もいろんな学びがありました。どれも私の人生を支える学びでした。その中の一つが『7つの習慣』です。アメリカのスティーブン・コヴィー博士の同名の著書を月に一回、半年かけて学ぶというものです。

 30年以上も前に出版され、ベストセラーになった本ですが、最近では中高生向けの『13歳から分かる!7つの習慣』や『まんがでわかる7つの習慣』が出たり、今なお人気は衰えていません。

 ただ原本は内容が難しいというか、深いので、一人で読むだけではなかなか身に付かず、「第2の習慣」のところで挫折してしまう人が多いみたいです。私は、ご縁があった「7つの習慣実践会ファシリテーター」の宇佐見裕子さんのオンラインセミナーを受講しています。

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 その「第2の習慣」ですが、タイトルは「終わりを思い描くことから始める」です。本の冒頭の書き出しがとても刺激的です。

 「ある葬儀に参列する場面を心の中に思い描いてみよう。葬儀場に向かって車を走らせ、駐車して車から降りる。中に入ると花が飾ってあり、静かなオルガン曲が流れている…」

 具体的な葬儀場の様子がずっと続きます。そして棺の中を覗き込むと、なんとそこに眠っているのは自分自身だったという話です。

 式が始まり、親族、親友、仕事関係の人等々、順番に自分のことをよく知っている人が弔辞を読みます。

 「さて、あなたはそれらの人たちにあなたの人生をどのように語ってほしいですか?」と問い掛けられます。

 そして実際に自分の葬儀で述べてもらいたい弔辞を書いてみるというワークをしました。私は夫が私の葬儀で読む原稿を自分で書きました。

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 「第2の習慣」の最終目標は自分だけの「ミッション・ステートメント」を書き上げることでした。

 国には「私たちの国はこんな国です。こういうことを大事にします」という、国内外に宣言するその国独自の憲法があります。会社にも会社の存在目的を示す企業理念があります。同じように自分の人生にも「私はこういう生き方をします。こういうことを大切にしていきます」という自分の信条、大切にしたい価値観を書いていきます。

 自分一人では到底書けなかったと思いますが、宇佐見さんが上手に誘導してくれて何とか書き上げました。「自分と向き合う」ってこういうことだったんだと初めて実感しました。

 学びは、歳を取れば取るほど面白くなっていきますね。

(会長/松田くるみ)


〇スティーブン・R・コヴィー著 『完訳7つの習慣』(キングベアー出版)

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