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くるみの談話室 2930号(2022/05/16)
おかげさまで30年

会長 松田くるみ
 私たちの会社も皆様のおかげで、来月で30年の節目を迎えることができます。愛読してくださっている皆様のおかげです。おひとりおひとりに感謝をお伝えしたい気持ちでいっぱいです。

 コロナ禍ということで周年行事は開催を断念しようか悩みましたが、周年行事の意味は、大好きなこの新聞を続けられていることを皆様に感謝して、これからも続けて励んでいくという、私たちの気持ちをお伝えすることだと思い、小規模ながら行うことにしました。

 今回は宮崎と東京、ふたつの会場で開催します。記念講演は、宮崎会場は白駒妃登美さん、東京会場は執行草舟さんです。会場にお越しになれない方には講演会のみオンラインで配信いたします。

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 「日本講演新聞」の前身は「みやざき中央新聞」、その前は「宮崎中央新聞」という新聞名でした。

 前経営者からこの新聞を引き継いだ草創期は無我夢中でした。「いつか宮崎で影響力のある新聞にしたい」、そんな思いでカンカン照りの暑い夏も、寒さ厳しい冬の日も、雨が降ろうが槍が降ろうが、この新聞を知ってもらうために毎日、朝から晩まで飛び込み営業をしていました。

 駅前の立派なビルに入っている会社をまわりながら、自分がみじめに思えたことも…。そんな気持ちを振り切って平気な顔で飛び込んだこともありました。風俗店に入った時は「新聞よりあんたの方が商品になる」と言われたことも勲章のような思い出です。

 飛び込み営業で出会い、30年経った今でも読んでいただいている読者に会うと感無量です。

 しかし、一番ありがたいのは、「こんな新聞があるよ」とお知り合いに紹介してくださった皆様のことです。大切なお友だちにこの新聞を紹介くださるのですから、私が飛び込むより何倍も信頼があります。

 そうやって紹介の連鎖で、宮崎県外に広がり、15年後に47都道府県に読者ができました。感謝しても感謝しても感謝の気持ちは尽きません。

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 30年続いたおかげで、若い世代が育ってきました。今は新しい感性で、日本講演新聞の可能性が広がっています。オンラインによる4回連続のセレクト講演会や日本講演新聞ジュニア版、そして全国の学校に本紙を送る図書館プロジェクト等々です。どうぞこれからも日本講演新聞をご活用ください。

(会長/松田くるみ)


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