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くるみの談話室 3081号(2025/08/11)
人生100年時代は生涯現役で

会長 松田くるみ
 7月14日号の掲載講師・向野幾世さんと今週号の荘司幸子さんの年齢を見て驚きました。向野さんが89歳。そして荘司さんは90歳です。

 このたび社会教育家の田中真澄先生がご著書『90歳にして思う、人生で本当に大切なこと』(ぱるす出版)を100冊目の本として出版されました。田中先生は、日経マグロウヒル社にお勤めだった50年ほど前、アメリカ発のセンテナリアン(100歳以上の長寿の人)の情報に触れ、加齢学・老人学を学ばれました。これからの日本も人生100年時代を見据えて、「終身現役」「一身にして二生の人生を歩む」ことを提唱されています。

 「二生」とは、サラリーマン人生が終わっても自分で仕事をする自営業者として働き続けることです。

 
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 先月、フェイスブックで宮崎市内に住む森田義孝さんの投稿を読んで驚きました。なんと御年90歳です。

 「……昔は、『年を取ると、体調が悪いのは当たり前』だと過ごしてきました。でも、最近、朝の感覚が変わったんです。『おや、今日は体が軽いな』と思う日が少しずつ増えてきました。振り返ってみると、ここ数年で見直したことがいくつかあります。そのひとつが水です。人間の体は6割以上が水だそうです。だからこそ、毎日、体に入れるものを見直してみたんです。あくまでも私自身の小さな実感ですが、90歳でも体はちゃんと応えてくれる。『見直してよかった』と思える習慣、皆さん、ありますか?」という投稿でした。

 
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 お電話をすると、「お会いしましょう」と決まり、スターバックスでお話を伺うことにしました。森田さんは宮崎市内を何キロも自転車を走らせて来られました。

 森田さんは「健康の前に意欲です。意欲が先です。今若い人は意欲が無さ過ぎのように思います」と話されました。

 大学を卒業後は経理の仕事に就き、経営者と話すうちに、「森田さんの話は面白い」と言われるようになり、独立して経営コンサルタントになりました。東京から宮崎に戻り、「みやざき中央新聞(現・日本講演新聞)」と出会って読者になり、今年で29年です。

 「私は欲張りなんです」と森田さん。ねんりんピックに参加したり、小学校で戦争体験を話したりされています。

 現在は「サンパワー(株)」を立ち上げ、栄養分析カウンセラーという仕事をされ、宮崎県中小企業家同友会の現役幹事でもあります。「全国どこに行っても私が最年長です」と仰っていました。

 どこに行くにも自転車。眠くなったら眠る。良い水を摂る等々、生涯現役の秘訣をいくつも聞くことができました。          

 
(会長/松田くるみ)


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