くるみの談話室 2970号(2023/03/27)
3か月前を思い起こす
会長 松田くるみ
「クレームのひとつも担当者に入れようと思っていたけど、くるみ会長から電話が来るとは思っていなかったので驚いたよ」最近あった読者様からの叱責に対して、私が折り返しの電話でお詫びしたときの相手の社長さんの第一声です。
どの会社でも毎日大なり小なりトラブルは起きるものですが、元々親しい間柄の社長さんだったので、慌てて私が電話をしたのです。
久しぶりに交わした会話だったので、だんだんと話が弾んでいきました。そのときお聞きした話がとても有り難いほど心に響きました。
「よくクレーム処理と言うけれど、クレームはただ処理しただけではいけません。それを宝にしていくんです。会社にどう生かすかで、会社が変わる。だから宝になるんです」
「私は今年のお正月にした書初めを思い出しました。『賀正』と書いたんですよ。その字をよくよく見てみると、『正』は『一に止める』と書いてあるでしょう。なにか一つやめようと思い、それで責め心をやめようと思ったんです」
「そして『賀』には貝が入っているから、お金の意味があるのは分かりますよね。正しいことをしていればお金が自然と入ってくるんだと思うのです」
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お客様を喜ばせることをモットーに会社経営をされていて、毎年事業を発展されている社長の言葉だったので、思わず唸ってしまいました。
そう言えば……ふと3か月前を思い起こしてみました。私は令和5年の年頭に希望の「希」を書きました。
実は、本紙の読者が月に1回集まって感想を語り合う「日本講演新聞を読む会 宮崎」では、毎年1月の集まりで今年の抱負を一文字で書いて見せ合うことをしています。
私が書いた「希」とは、「希(まれ)なることに挑戦しよう」ということでした。編集長は「縁」という字を書いていました。これは「縁のあった人を幸せにする」という意味を含んだ一文字だそうです。
日々の慌ただしさの中で、年頭に誓った1年の抱負や目標ってわずか2、3か月で忘れてしまいます。今回のことをきっかけに思い出せてよかったです。
そしてもうすぐ訪れる4月も1年を再出発するのにふさわしい月です。また改めて希望を持って出発して参ります。
(会長/松田くるみ)
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2970号