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くるみの談話室 2773号(2019/01/21)
いつまでも私たちの胸の中に

本紙代表 松田くるみ
 大槻博美さん(59)が、本紙の特派員になったのは平成27年4月でした。まず履歴書を送付してもらうのですが、「元警視庁公安部」という職歴を見てびっくりしました。

 特派員研修で一緒に会食をした時、とても人懐こく温厚な方で、すぐ友だちになりました。その時、「警視庁は自分には合わなかった」と話されていました。

 その後は大手学習塾の役員をされていました。特派員になってからは、取材してきた話をあまりにも楽しそうにするので、奥さんの千佳子さんが「私もやりたい」と手を挙げられ、1年半後の平成28年10月から同じく特派員になりました。

 最近では、元グーグル日本法人名誉会長の村上憲郎さんの講演会を博美さんが、木曽ヒノキを育てる南木曽産業(株)社長の柴原薫さんの講演会を千佳子さんが取材してくださいました。

 その博美さんが今月15日、お亡くなりになりました。年末に「医師から余命宣告を受けました」と千佳子さんから連絡を受けて、私はおろおろする日々を送っていました。

 2年前に大腸がんの手術をして、元気に取材活動を再開していたのですが、去年の秋くらいから腹水が溜まるようになり、治療を続けていたとのことです。

 残された千佳子さんのことが気になり、亡くなった翌日、私は朝一番の飛行機で兵庫に飛んでご自宅に伺いました。

 「見てやってください」。千佳子さんの声に促され部屋に入ると、無言の博美さんがいました。穏やかなお顔でした。

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 昨年、大槻さんは12本の講演会を取材しただけでなく、「みやざき中央新聞を読む会・神戸」(通称・読む会神戸)の主宰者として、読者さんたちと毎月交流をしていました。

 「大人の遠足」と称し、以前取材した清水寺の森清範貫主(かんす)のお話を10人くらいで聴きに行ったり、昨年は童謡「赤とんぼの里・たつの市」に行ったりしました。また、仲間との親睦を深めようと、篠山(ささやま)自動車学校の宿舎をお借りして合宿をしたこともありました。

 「読む会神戸」に参加した人たちは仲良くなり、どんどん元気になり、人間関係も広がっていきました。

 また、3月2日には「おせっかい協会」の会長で、(株)サニーサイドアップの創業者・高橋恵さんを招いての講演会を企画して、張り切っていました。

 病気で仕事を辞めた後も、千佳子さんと2人で新しい人生に挑戦しようと、講演会を企画・主催する会社を作ろうと考えていました。成功しても鼻高々にならないように、社名は「ピノキオ」。昨年末には登記も済ませるはずでした。

 千佳子さんは博美さんの意思を引き継いでいくと話してくれました。私たちも千佳子さんと共に博美さんの思いを残していきたいと思います。

(本紙代表・松田くるみ)


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