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くるみの談話室 2771号(2019/01/01)
未来に希望を振り撒く新聞に…

本紙代表 松田くるみ
 明けましておめでとうございます。 みやざき中央新聞をご愛読いただき誠にありがとうございます。今年も皆さまにとって素晴らしい1年となりますようにお祈りいたします。

 28年間、無我夢中でみやざき中央新聞を発行してきました。「いつまでも最前線で」と思っていましたが、気が付くとスタッフがどんどん仕事をこなして、引っ張ってきたつもりが、引っ張られるようになりました。

 今年のお正月号の6面は若いスタッフに自由に作ってもらった紙面です。今までの紙面とは違うイメージですが、どうぞご覧ください。

 若い世代の感性を取り入れていくことは、今まで自分たちが必死で取り組んできたことと少し次元が異なるように思います。

 大人はどうしても経験を積んでいるので、その経験から物事を考えたり、不安や心配事が先に思い浮かんでしまいます。とにかく必要以上に口をはさまないことを一番に意識しながら見守っていきたいと思います。

 おーなり由子さんの『あかちゃんがわらうから』という絵本の中に、どきっとする言葉がありました。

 かあさんは よわい ときどき
 よわくなる おちちをあげながら
 不安はあちこちから こぼれてくる
 かなしいニュースを見るたびに
 世界はどしゃぶりのように感じられ
 未来はどこまでも 
 はいいろの雲でいっぱいで 
     (中略)
 うまれてきたこどもたちはいう
 「これから生きていく世界を 
 ひどいと 決めつけないでよ!」
 ぼくらは 生きたい 
 ぼくらは あいしたい 
 ぼくらは さわりたい
 ぼくらは かんじたい 
 ぼくらは いっぱい あそびたい! 
 どしゃぶりのなかでうたおう! 
 がれきをけとばしおどろう!

 絵本を読みながら、大人は勝手に未来に不安や心配を撒き散らしていますが、子どもたちは希望にあふれていると気付きました。

 昨年は、3人の女性スタッフが出産しました。小さな会社なのでちょっとしたベビーブームです。2人のお母さんは今も育児休暇中です。

 赤ちゃんの顔を見せに会社に来てくれると、ぱあっと社内が明るくなります。仕事に追われて疲れ気味でも、赤ちゃんを見ているだけで笑顔になります。

 今年も皆さまに元気と希望を与えられる新聞を作ってまいります。

 どうぞよろしくお願いいたします。
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