くるみの談話室 3005号(2023/12/18)
「掃除をする」から「掃除に学ぶ」へ
会長 松田くるみ
11月25日、26日と「日本を美しくする会」の30周年記念大会が東京・新宿でありました。各地の「掃除に学ぶ会」から総勢450人以上の人が参加しました。遠くは台湾からも50人を超える参加者がありました。(株)イエローハット創業者・鍵山秀三郎さんが、一人コツコツと掃除をしてこられた活動が、少しずつ周りに広がり、やがて全国、そして国境を越えて海外に広がりました。主に公共施設のトイレ掃除や街の清掃活動をします。それは「掃除をする」ということに留まらず、「掃除に学ぶ」という精神で広がっていったのです。
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私たちの班は「東急歌舞伎町タワー」の周りを掃除しました。路上にくっついて剥がれないガムはステンレスのヘラを使って剥がしました。
「座禅を組んでもなかなか無心になれないのに、掃除をしている時は無心になれます」と誰かが話していました。本当にその通りで、冷たい小雨の降る中、寒さも忘れてひたすら掃除をしました。
しゃがみ込み、排水溝の蓋を上げてごみを集めていると、きれいになっていくのが嬉しくて、この喜びをもっとたくさんの方に知ってほしいと思います。
「目は臆病なのに、手は勇気がある」という鍵山さんの言葉があります。最初は抵抗があった汚れもどんどん落としたくなるのは、掃除のマジックです。
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歌舞伎町の朝はごみがすごいことになっています。みんなで集めたごみ袋は大型トラックの荷台1台分にもなりました。ペットボトルも何袋もあり、資源として回収されるように、パッケージを剥がして水洗いしてきれいにしました。
この会に参加していつも私がすごいなぁと思うのは、掃除道具の後片付けです。一つひとつ水で洗い流すのですが、水を大切に使うためにバケツの水で大まかに汚れを落とし、次のバケツの水で細かい汚れを落とし、次のバケツの水で仕上げ洗いをして、乾かしてからきれいに片付けられます。
30年の間にそれが伝統になり、その段取りの良さを見るだけでも一見の価値があります。
永田町にも「国会掃除に学ぶ会」があり、共感した議員さんが参加されています。
「場をきれいにすると世の中のすさんだ心までもきれいになる」という鍵山さんの思いは、「日本の力」となって、これからも次の世代に繋がっていくと私は信じています。
(松田くるみ)
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- 逆に励まされる電話掛け
- 「掃除をする」から「掃除に学ぶ」へ
- 入院中も楽しく友だちづくり
- 3か月前を思い起こす
- 何気ない一言で……
- その後、母はどうなったか……
- 30周年ありがとう講演会&祝賀会、宮崎会場
- おかげさまで30年
- 全国の中学校・高校に日本講演新聞を届けたい
- 終わりを思い描くことから始める
- 健康寿命、人生120年も夢じゃない
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- 免疫力を上げるのは自助努力
- 英語を通して日本語を学ぶ
- 「馬の糞三つってありますか?」
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3005号