くるみの談話室 2595号(2015/04/06)
ママチャリ日本一周
本紙代表 松田くるみ
3月いっぱいで退職した増嶋太志は、日本一周の旅に出ました。ずっといてほしい「人財」でしたが、彼の「やむにやまれぬ想い」は誰にも止められませんでした。4年前は、大手OA機器の岐阜営業所で営業をしながら、週末だけ東日本大震災の被災地に通ってボランティアをしていました。
会社員をしながら毎週、東北に通うのは大変なことです。「もう限界だ」と思って、辞めたのは会社のほうでした。彼は石巻市に移住し、アルバイトをしながら復興支援に打ち込みました。
◎ ◎
彼は以前からみやちゅうの読者でした。「特派員募集」の記事を見て、「2年間だけ修行をさせてください」と連絡があり、2年前の今頃、特派員研修に参加して、そのままスタッフになりました。
宮崎でアパートを借りるのかと思っていたら、彼が見つけたのは、一戸建ての家に見ず知らずの若い男女が一緒に住むシェアハウスでした。
そのときも、私の常識から外れていたのでびっくり。彼の中ではそれが性に合っていたようで、同世代の同居人と楽しく暮らしていました。
しばらくすると「車は要らない」と言ってさっさと売り払い、自転車で通勤するようになりました。
仕事面では、編集能力もだんだん上がっていき、「取材ノート」も彼独特の味が出ていました。たわいのない文章の中にクスッと笑える表現があるのです。
2年が過ぎ、旅立つ日が近づき、「これからどうするの?」と最初に聞いたときは、まだぼんやりしていました。
そして出した結論が「ママチャリで日本一周の旅」でした。それもお金を持たず、人のご縁だけで旅をしようという無謀な挑戦です。よくロードバイクで日本一周の旅をする人はいますが、増嶋は「ママチャリ」にこだわりました。
その旅をしながら、みやざき中央新聞を配るとのこと。2年間、修行させてもらったお礼だそうです。
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4月6日に宮崎を出発しました。彼の動きは彼のフェイスブックでアップされると思います。みやちゅうのフェイスブックやホームページでも報告できたらと思っています。
増嶋太志をサポートしてくださる方は、ぜひそれらのネット情報をキャッチしてください。
たとえば、彼が配るみやざき中央新聞は、中継基地としてどなたかの家に郵送させていただき、その家に増嶋が受け取りにいくことになっています。そのときに泊めてくださるとありがたいです。
増嶋の顔は2年前、WEB版みやちゅうの広告のモデルになってもらったので、HPで確認できます。
誰からも好かれる永遠の少年、増嶋太志をよろしくお願いいたします。
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2595号