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くるみの談話室 2629号(2015/12/21)
25周年講演会でお会いしたいです

本紙代表 松田くるみ
 今年最後の発行となりました。1998年の最終号の社説は『今年最後の夕日に手を合わせよう』でした。朝日もきれいですが、沈む夕日も美しいですよね。

 遠くの山を黄金色に染める宮崎市の夕日の美しさは、文豪・川端康成の心を動かしました。1965年のNHKの朝ドラ『たまゆら』の執筆のため、宮崎に滞在した川端康成は夕日があまりにも美しかったので、滞在の日程を引き延ばしたという話が残っています。

 川端康成が夕日を見たのは宮崎観光ホテルの窓からでした。そこが来年4月23日の「みやちゅう25周年イベント」の懇親会場と宿泊地になっているホテルです。

 当日の日の入りは18時49分。ちょうど講演会が終わって、ホテルに到着する時間に当たります。

 美しい日の入りが見られ、懇親会が終わる頃には、宮崎の夜空に満月が見られます。そんなことを想像すると私の胸はわくわくします。

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 25周年にあたり、皆様への感謝の気持ちを形にしたいと思い、2か月程前、みやちゅうを綴るファイルのプレゼントを企画しました。締め切りまでに700名近くの方からお申込みをいただきました。

 購入元の在庫が切れて手に入らないということも何度かありました。郵便局のレターパックで送ったのですが、あまりの数の多さに「一体何を送られるのですか?」と窓口で聞かれるほどでした。

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 お便りもたくさん頂きました。そのひとつ大阪の原文希・弥生ご夫妻のお便りです。

 「頑固で短気で気まぐれな私たち夫婦は、ことあるごとに喧嘩をして、度々離婚の危機を迎えるのでした。日頃お世話になっている先生が、私たち夫婦を案じて『人生についてこんなふうに考えてはどうかしら』と紹介してくださったのが、『みやざき中央新聞』でした。

 講演会の内容を分かりやすく丁寧に、気取らず、平然と紹介してくれる『みやちゅう』はこれまたグッドなタイミング(危機の兆候のあるときどきに)で、我が家のポストに届くのです。

 『いや~ほんまにこんな生き方できたらええね~』『何言うてはるのん、わたい達にも出来るんやで~』『前向きでよろしいな~』『笑顔と勇気と根気と元気を運んでくれるみやちゅうさんには頭があがりまへんな~』ってなわけで、『お礼の手紙を書きたいなあ』になりまして。

 まだまだ行き当たりばったりのトンチンカンな夫婦ですけど、『全うな人生を楽しみながら生きたい』『いけすかん後輩にも笑顔で接したい』『得意な洋裁で幸せを運びたい』、いろんな夢に生きてみたいと思います。

 追伸 専用ファイルと笑顔を送って頂けると『ありがてぇん』でございます」

 こんな楽しいお手紙でした。皆さまも周りの人と仲良く良いお年をお迎えください。
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