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くるみの談話室 2382号(2010/09/20)
日本食と美貌

本紙代表 松田くるみ
 先日、鹿児島市で「かごしま女性医療フォーラム」があり、ミス・ユニバース・ジャパンのファイナルステージの栄養コンサルタント、エリカ・アンギャルさんのお話を聴きました。

 このフォーラムには1900名の女性の応募の中から抽選で選ばれた1000名が参加。その女性たちの熱気はすごいものでした。

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 ファイナルステージには10名から15名の女性が残り、その中から世界大会に出場する女性を選考します。その期間は5ヵ月ほど。その間、候補者の女性たちには、毎日何を食べたかという「食日記」を付けてもらいます。

 「日本食はアンチエイジング(抗加齢)効果がある世界最高の食事です」とエリカさんは強調していました。

 彼女は高校生のとき交換留学生としてオーストラリアから大分に1年間ホームステイしていました。そのお宅が三世代同居の家で、朝はお母さんが、夜はおばあちゃんが食事を作ります。だからいつも夜は和食です。

 当時のエリカさんは顔中ににきびがあり、それが悩みの種でした。ところが日本に来て、日本食を食べるようになって1ヵ月ほどでにきびが消えたそうです。そのときの経験が今のエリカさんの仕事に繋がっています。

 「今朝、ご飯とお味噌汁を食べてきた人?」とエリカさんが質問すると、パラパラと手が挙がるだけでした。「私は日本食の価値をリバイバルさせたい」と話されていました。

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 最近、「痩せている=美しい」という価値観があります。ミス・ユニバースの予選会にも痩せ過ぎている女性が多くいて、世界大会までに候補者を健康的に太らせるのもエリカさんの仕事です。

 食べ物を摂る順番も大事です。第一部のトークセッションで抗加齢医学について小畑千夏医師が「インシュリンを過剰に分泌させない食事の摂り方で老化の速度をゆるめることができる」と話されていました。

 甘いものや白米、白くて柔らかいパンなどを先に食べると、血液中の糖が急に増えるので、それを抑えるためにインシュリンが分泌されます。だから、最初は野菜や魚、肉の順番に食事を取り、最後に穀物を食べることが体の老化の加速予防になるそうです。

 (さ)最初に水分を取って、(し)しっかり噛む。(す)少しずつゆっくりと、(せ)繊維の豊富な食材を組み合わせ、(そ)素材の味を楽しむという「さしすせそ」で生活習慣美容に繋がるそうです。
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