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くるみの談話室 2384号(2010/10/04)
10年後の自己イメージは?

本紙代表 松田くるみ
 先日、「たぬきコーチ」こと、古賀弘規さんのセミナーに参加しました。タイトルは「もっと儲けるためのセミナー」でしたが、内容は如何にして自分の夢を叶えるか、というものでした。

 「新月の日には夢が叶いやすい」という言い伝えがあって、何か面白そうなので、私たちの会社でもみんな新月の日になると、紙に自分の夢を書き出しています。

 これをやっていくと何がいいかって言うと、自分の夢をいつも認識することができるのです。新月の日は毎月一回必ず来ますから、具体的な夢に向かっている自分が当たり前になるのです。

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 古賀さんによると、5年後、10年後のイメージをきちんと持ち、それを言葉に出すと、その言葉が潜在意識の中に入り、潜在意識は体にそのようになるための行動を命令するので、いつの間にか描いたイメージ通りになっていくというのです。

 私たちのグループでは、退職後、デイケアの施設をつくって運営する夢や、自宅を自前のエネルギーで運営する環境にやさしい家をつくることなど、いろいろありました。

 私の夢は雇用がないといわれる宮崎に雇用を生み出す職場をつくること。そして投資家になって「これは!」と思える若い人の夢を応援することです。

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 実際に描いたイメージが5年後に実現したものと仮定して、グループのメンバーが5年ぶりに再会したというワークをしました。

 「久しぶりですね。今、何をやっているのですか?」一人が切り出すと、誰かが「今社長をしています」とか、「アメリカに支店を出したので、日本とアメリカを往復しているんですよ」とか言うのです。

 最初はみんな照れくさそうでしたが、段々嬉々とした表情になり、本当になりきった自分を演じていました。

 さらに人の話を盛り上げます。「そういえば社長、最近自社ビルを建てたんですね?」と勝手に言うと、「えっ? あぁそ、そ、そうなんです。お陰様で売り上げが上がったものですから」とか。

 みんなはったりで言っているのですが、その表情には不思議と風格さえ垣間見えてきました。

 私たちのグループは結構盛り上がったのですが、隣のグループでは、「夢は、ありません」とか「夢は、とりあえず女房に内緒で作った50万の借金を返すこと」なんて話も出ていました。

 常日頃から5年後、10年後の自分のイメージを描いていたいものですね。
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