くるみの談話室 2451号(2012/03/12)
「まかしとき!」ってステキな言葉
本紙代表 松田くるみ
2月20日号で、「しもやん&水谷もりひと対談CD」と「しもやん&木下晴弘対談CD」の2枚組を99人にプレゼントいたしますとご案内したところ、応募が殺到し、びっくりしました。最初、しもやん(下川浩二さん)からその2枚組CDが100セット贈られてきました。1セットだけうちの分にして、残りの99セットを読者にプレゼントしようと思ったのです。
新聞が届いた火曜日、FAXとメールがどんどん来ました。水曜日の午前中には99人を軽く突破してしまいました。
電話を掛けてこられた方に、「もう締め切りました」と言うと、「新聞が届いてすぐ電話したのにもうないなんて…」と、がっかりされた方もいました。そうなのです。火曜日、水曜日に来た応募は宮崎や九州といった近場だけ。新聞が届く曜日は地域によって差があったのです。
鳥取県江府町の田中幹啓さんは、電話で締め切られたことを知り、直接しもやんに電話をして送ってもらったそうです。
先着順はいけないと思い、もうちょっと追加してもらおうと、しもやんに恐る恐る「30セット追加できますか?」とメールしました。すると「まかしとき!」という返事。
しかし、ホッとしたのもつかの間、水曜日だけで申込みは100件を超えました。また恐縮しつつ、「すみません。30セットじゃなく、200セット追加できますか?」とメールしたら、またも「まかしとき!」という返事。何という男だ、と思いました。
新聞は木曜日までには沖縄、北海道の読者のところに届くはずなので、金曜日で締め切ろうと思っていました。しかし、金曜日から土曜日にかけても応募は途切れません。日曜日も、月曜日も。皆さん、「もうないと思うけど、ダメ元で応募しました」とか「有料でもいいので送って」とか、いい情報を貪欲に求めようという知的欲求の旺盛さにただただ驚くばかりでした。
追加の200セットはすぐ到着しました。お礼のメールと一緒に、「あと追加300セット、お願い」とメールすると、またも「まかしとき!」という返事。4日と開けずに届いた300セットの中にしもやんのメッセージがありました。「このくらい屁のかっぱです。何枚でもお任せ~」と。
結局、600件を超える応募がありました。水谷が夜なべしながらお一人お一人、下手な筆字で宛名を書いていました。FAXやメールに添えられたメッセージを読みながらなので、疲れ知らずの熱い気持ちで宛名書きができたそうです。
この1週間は予期しなかったみやざき中央新聞の一大イベントになりました。幸せをたくさん感じたと同時に、どんなことを頼まれても、「まかしとき!」と言えるようなアホになりたいと思いました。
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2451号