くるみの談話室 2449号(2012/02/27)
好きな仕事をするか、仕事を好きになるか、どっちかです
本紙代表 松田くるみ
今、就職難と言われています。国は、少しでも就職に有利になるように、短期間でパソコンなどの技術を習得できる職業訓練校にかなりの補助金を出しています。宮崎県内にも30社ほど、そのような会社があるそうです。その一つ、㈱インタークロスが主催した中途採用説明会があり、宮崎中央新聞社も面談会に参加しました。
説明会には30人ほど来場者があり、私たちのブースには6名の方が話を聞きに来てくれました。
その中で水谷は、作家・村上龍さんの『13歳のハローワーク』を引き合いに出して、「今不況と言われていますが、どうして不況になったのでしょうか。日本経済がダメになったからではないんです。日本社会が大きく変化したにもかかわらず、人々の考え方が高度経済成長期のままで、社会の変化に対応できていないからです」
「世の中には2種類の人間がいます。自分の好きな仕事・自分に向いている仕事で生活をしている人と、そうでない人の2種類です。自分は何が好きなのか、自分は何に向いているのか、そういったことを考えるときに、まず最初に持っておきたいものがあります。それは好奇心です」と話していました。
◎ ◎
そういえば、私は独身の頃、知り合いの仏壇店を手伝ったことがあります。最初は店番ということで引き受けたのですが、きちんとした知識がないと店番もできないことが分かり、本を読んで勉強しました。宗派によって異なるご本尊や仏壇の違いも分かるようになってきました。次第に面白くなり、京都まで仕入れに行ったり、漆や金箔についても学び、金襴の美しさにも心魅かれるようになりました。
お数珠の町工場に行ったとき、お数珠のお直しができることを知りました。以来、お客様に「古くなったお数珠を持って来てください。お直しします」と伝え始めました。たくさんのお数珠をお直しして喜んでもらえました。
今も印象に残っているのは「父に似た顔の仏像を彫ってもらえないだろうか」というお客様がいたことです。あちこち問い合わせて、ご要望に応えたのを覚えています。独身最後の時期、「これが天職かも」と思えたくらい、楽しくて充実した時間を過ごしていました。
仕事が好きになれなくてストレスを溜めたり、生きがいを見い出せなかったらちょっともったいないと思います。
そうそう、みやざき中央新聞では記者を1名、募集しています。詳しくはHPかハローワークで検索してください。興味がありましたら、履歴書を松田宛に送って下さい。わくわくしながらお待ちしています。
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2449号