くるみの談話室 2565号(2014/08/11)
ホスピタリティを学ぶ講演会
本紙代表 松田くるみ
編集長の水谷が理事をしている宮崎市内の医療法人があります。そこの職員研修を秋に行うのですが、その講師に高野登さんを呼ぶことになりました。今や病院もサービス業として、ホスピタリティ(おもてなし)が欠かせない時代だからです。高野さんは、ザ・リッツ・カールトン大阪の創業に携わり、リッツ・カールトン日本支社長として指揮しておられた方です。その高野さんがせっかく宮崎入りされるのだから、一般向けの講演もしてほしいとお願いしたところ、快く引き受けてくださいました。
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高野さんをお迎えするにあたり、一度はリッツ・カールトンホテルに宿泊しておかないといけないと思い、先週、大阪に行ってきました。
広くて華やかなホテルをイメージしていたのですが、意外や意外、外見は近代的な建物なのに、中に入ると中世ヨーロッパ風の重厚さが漂っていて、隠れ家的な雰囲気さえありました。そして、スタッフお一人おひとりのお声掛けがとても温かいのが印象的でした。
お友達で、大阪在住の塩﨑真紀さんにそのことを話したら、彼女もステキな思い出を持っていました。
15年前、結婚式を挙げた日のことでした。事情があって新婚旅行に行けなかったので、その代わり、一番いいホテルに泊まろうと、リッツ・カールトン大阪を予約したそうです。
そのことをホテルのフロントのスタッフにさりげなく話したら、「それはおめでとうございます」の一言で終わるのが普通だと思うのですが、リッツ・カールトンのフロントは違いました。
「おめでとうございます。それではお祝いで少しグレードアップしたお部屋に換えさせていただきます」と言って、通された部屋はスイートルームだったのです。
17年経った今でも忘れられない思い出として残っているそうです。
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高野さんは以前講演の中でこんな話をされていました。
「ホスピタリティの原点は、誰かのために何かをやってあげるという力みを持たずに、自分の中で最高に磨き上げるものはきちんと磨き上げ、それでいて自分の気配をすっと消せることです」
高野さん自身がそういう人です。肩書きやバックグラウンドはすごいのに、それを感じさせず、誰とでも自然体で話ができるのです。
10月5日、朝の10時より、宮崎市の宮日会館のホールで講演会を開きます。
一流のホスピタリティを磨いてこられた高野さん、世界で通用する日本人の流儀を是非この機会に教えていただきましょう。詳細は紙面の広告でご案内致します。
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2565号