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くるみの談話室 2579号(2014/11/24)
みやちゅうを読む会 in 岐阜

本紙代表 松田くるみ
 私の出身は岐阜県です。最近、岐阜市内で「みやざき中央新聞を読む会」をやっているグループがあることを知りました。

 これまで自主的に「みやざき中央新聞を読む会」をやっていたのは、徳島市でマチコミ図書室を主宰している町田雅俊さんしか知らなかったので、岐阜ではどんな感じでやっているんだろうと興味があり、日程が合えばいつか参加してみたいと思っていました。

 その会は、奇数月の第2土曜日、朝7時から岐阜駅ビルにあるカフェでやっているということでした。

◎          ◎


 先週末、帰省した折にようやく参加が叶いました。その日、集まっていたのは12人。世話人は会社員の安田光宏さんです。

 最初に自己紹介をし合うと、安田さんは私と同じ高校の同級生で、3年間一緒だったことが分かりました。

 会場まで送り迎えをしてくれた杉原さんはお隣の高校の出身でしたが、当時は私と同じ電車で通っていたのではないかという話になったり、美濃市から来てくれた黒野さんは同じ大学の後輩だったりと、ふるさとならではの共通点があって同窓会に来たような楽しさもありました。

 「読む会」といっても、記事を輪読するとかそういうことではなく、過去2か月分の本紙を持ち寄って、どこが良かったかと感想を言い合う場です。

 4歳と1歳のお子さんを育てている市川秀行さんは、神戸大学名誉教授の広木克行先生の「すべての親にとって子育ては無免許運転」という記事を紹介して、自分が子育てで悩んでいても、悩むのは当たり前なんだと腑に落ちたそうです。

 それぞれが一番気に入った記事を紹介していくのですが、「そうだ、そうだ」と納得したり、「この先生はこんな話もしているよ」と言って、話題が脇にそれていったりします。

◎          ◎


 よく日本のよさや日本人の素晴らしさの話をすると「右翼」とか言われます。

 「中村文昭さんは『右翼でも左翼でもなく、中翼(仲良く)』と言ってましたよ」と誰かが言うと、「白駒妃登美さんは『あなたは右ですか?』と聞かれると、『私は右でも左でもなくて前を向いています』と答えているそうです」と私も加わりました。

 雑談なので結論はありません。それぞれが感じたことに納得したり、考えさせられたりします。

 そのうち雑談論議になり、「雑談とは共通点を見つけること」と、参加者同士で納得しました。

 用事がある人は、適当な時間にお暇して行きました。

 それでも半数の人が最後まで残っていました。終了したのは10時30分。3時間半もカフェでだべっていたことになります。おそるべし!雑談の力。
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