くるみの談話室 2354号(2010/02/15)
インターネットのお買い物
本紙代表 松田くるみ
「私はできる」「努力は君を見捨てない」、これは昨年3月、県外の大学に行ってしまった娘の部屋の壁に、今も貼ってある自分への応援メッセージです。昨年、その紙を見ながら、十数年前に目指していた消費生活アドバイザーという国家資格にもう一度挑戦してみようと思いました。そのメッセージが今の私へのエールに感じたのです。
それから毎日時間を決めて勉強しています。消費生活に関する法律や経済知識はとても幅広くて覚えるのが大変なのですが、勉強していて面白いのはそれが日常生活の中で役に立つことです。
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近年、インターネットでショッピングをする人が増えましたよね。私は販売している人の顔が見えるところでないと怖くて買えない性格なのですが、先日、福岡に住む友人がインターネットで車を購入しました。100万円以上もする商品をネットで買うなんて信じられませんが、大手の通販会社なので信用して買ったというのです。
車種、走行距離、車の写真など基本的な情報をネットで確認して、契約しました。まず先に入金してから納車されたとのこと。怖いのは契約書に「解約はできません」と書かれてあったそうです。
運送会社を経由して、車が届きました。車検が切れていたので、そのまま車屋さんに持って行ったところ、あちこち故障していたことが判りました。
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販売店にクレームの連絡を入れたら、「基本的には無保証・無整備で販売しているので、修理は購入者の責任です」と言われました。ここで私に相談がありました。ちょうどタイミングよく契約に関する勉強をしていたところだったので、「それはおかしい」と思いました。
商品に不具合のあるものは販売してはいけない、これが商品売買の基本です。法律の中にも「信義誠実の原則」が謳われています。
また、販売業者には「瑕疵(かし)担保責任」といって、商品に不具合があって、それを販売業者が知らなかったとしても責任を負うというものです。でも、知っていたら最初にお客様に情報開示すべきです。
結局、販売担当の人では埒(らち)が明かなかったので、その会社の「お客さま相談センター」に連絡をするようアドバイスしました。
結局、「お客さま相談センター」は丁寧に応対してくれ、修理代は販売店が出してくれることになったそうです。
消費者の基本的姿勢は「泣き寝入りしない」「感情的にならない」「諦めない」ですね。
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2354号