くるみの談話室 2700号(2017/06/26)
おかげさまで2700号
本紙代表 松田くるみ
今週号でみやざき中央新聞も2700号。創刊から63年、私たちが引き継いでから26年、すべては皆様のおかげです。心から感謝申し上げます。私は今月、ブラジルに2週間行ってきました。宮崎県内だけで発行していた本紙が県外に少しずつ広がり、15年前に宮崎を飛び出して仙台市と那覇市にいる読者さんに会いに行ったのを思い出しながら日本を飛び立ちました。
実は、以前このコーナーでお伝えした世界各国の国歌を歌うオペラ歌手・鶴澤美枝子さんが世界一周公演ツアーをすることになり、彼女の活躍をこの目で見てみたかったのです。鶴澤さんとはブラジルの首都ブラジリアで合流することになっていました。
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ブラジリアの空港で私を迎えてくれたのは、ブラジルにいらっしゃる本紙読者の鈴木功さん(63)でした。鈴木さんはコーヒー豆や果物を作っている移民一世の日本人です。
30年以上前、鈴木さんは73名の日本人とブラジルに移住しました。しかし、そのうち残ったのは3名で、30名いた農業従事者も残ったのは鈴木さんお一人だそうです。
鈴木さんはコーヒー豆を付加価値の高い有機栽培に切り換え、14年前に正式な認証を得て今では日本へ輸出するまでになりました。
「ブラジルのコーヒーは鈴木さんの豆でないと…」と言ってくれるお客さんが増えたと、嬉しそうに話してくれました。
鶴澤美枝子さんの公演は、鈴木さんの住むパラカツ市でも開催され、市長も来られて「ここは日本人のご苦労で発展してきました」とあいさつされました。現在賑わっている市場も最初は日本人のたった一軒の出店から広がったものだそうです。
さて、鶴澤さんが国歌を歌うと、こんなにも心が高揚するのかと驚きます。涙を流す人、鳥肌を立てる人、たくさんの人たちが鶴澤さんの歌声に魅了されていました。
鶴澤さんは7月下旬まで世界中を回りながら、その国の国歌と日本の国歌を歌います。
今、みやちゅうを海外で読んでいらっしゃる読者さんも増えてきました。鶴澤さんが世界中で公演されているように、近い将来、みやちゅうも世界各国で読者会が開催できる日を夢見ながら帰ってきました。鶴澤さんの話はあらためて紙面でご紹介します。お楽しみに。
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2700号