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くるみの談話室 2735号(2018/03/26)
幸せの入り口屋~いらっしゃいませ

本紙代表 松田くるみ
 3月3日、長野市で「みやちゅう長野読者会」を開催しました。これで47都道府県全てを一巡したことになります。

 「なぜ長野が一番最後なのですか?」と聞かれました。実は長野をトリにしたかったのです。

 今みやちゅうは全国に読者がいます。それは編集長の著書『日本一心を揺るがす新聞の社説』がごま書房新社から発刊されたことがきっかけでした。

 本は、全国の書店に並び、大手新聞の書評欄にも掲載され、テレビでも紹介されました。そのことで新聞の読者も一気に全国に広がったのです。

 そのごま書房新社と私たちをつなげてくれたのが、長野県にある上田情報ビジネス専門学校の校長・比田井美恵さんでした。

 副校長・比田井和孝さんとの共著『私が一番受けたいココロの授業』がすでにごま書房新社から出版され、ベストセラーになっていました。

 ごま書房新社の池田社長も「比田井さんの紹介なら」ということで、すぐに出版を決めてくださったそうです。今みやちゅうがこうしてあるのは、比田井さんのおかげだと思っています。全国読者会行脚をして比田井さんにお礼を言おうと思い、長野読者会をトリにしようと決めていたのです。

◎          ◎


 自分が受けた恩を今度は別の誰かに送ることを「恩送り」と言いますが、私たちも、「この人の話は本になるのでは」と思ったら出版社に紹介してきました。昨年みやちゅうの紙面に登場した盲目のセラピスト、西亀真さんもその一人です。

 昨年、ごま書房新社を紹介し、今月17日、大阪で西亀さんの著書『幸せの入り口屋~いらっしゃいませ』の出版記念講演会がありました。

 西亀さんは47歳の時に失明し、その受け入れ難い現実と葛藤しながら、ある決心をしました。それは1人で47都道府県をすべて回ろうというものです。目的は「すみません」を1万回言って慣れるためです。 

 目が見えなくなると、誰かに何かをお願いすることが増えます。その度に「すみません」と言われなければなりません。西亀さんはそれがなかなか言えませんでした。白い杖にも抵抗がありました。そんな自分の殻を破ろうと、旅に出たのです。本にはそんなお話が載っています。

 「すみません」を言い慣れた頃、「白い杖は幸福を招く杖だ」と思えるようになりました。人とのつながりがどんどん広がって、「あっ、私、目が見えなくなっていたのを忘れていました」とおっしゃる西亀さんです。

 『幸せの入り口屋~いらっしゃいませ』も西亀さん同様、一人歩きをしていくことでしょう。是非ご覧ください。

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