くるみの談話室 2742号(2018/05/21)
ラマダンは冬がいい
本紙代表 松田くるみ
「もうすぐラマダンが始まります」と私に教えてくれたのはインドネシアから宮崎大学農学部の大学院に留学しているハナ・アカリ・アリフィンさん。彼女は、私が所属しているロータリークラブの奨学生です。そのご縁で彼女のお世話をしています。
私にとってイスラム教徒のお友だちは初めてで、彼女を通してイスラム教の風習に触れる機会もあり、今ちょうどラマダンの期間だということも知りました。
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ラマダンとは、イスラム歴で決められている1か月間の断食期間です。イスラム歴は1年が354日のため、太陽暦と11日ずれます。だから毎年11日ずつ早まっています。
今年は5月15日から6月14日までです。陽が昇っている間だけ断食をし、陽が沈めば食べられます。なので「昼が短い冬のほうが楽です」と話してました。
ラマダンが終わると、無事に終了をしたことを祝って、皆でお祝いのパーティをしたりするそうです。
子どもの頃は昼が短い冬の時期にやっていたそうですが、日本に来た年は夏のラマダンでした。慣れない日本の生活に加えて、実習がビニールハウスの中だったので、「空腹と暑さで死にそうでした」と話していました。
その1年後のある日、友人に「今日からラマダンなので一緒にランチができません」と伝えると、彼は「じゃあ僕も付き合うよ」と言って、その年から毎年一緒にラマダンに参加しているそうです。
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ハナさんは今年2月に結婚しました。お相手は同じインドネシアの留学生です。ハナさんから結婚式に招待されて、編集長の水谷と一緒に首都ジャカルタに行ってきました。
インドネシアという国はなんと1万3,466もの大小の島で構成されている国で、島によって文化が全く異なります。ハナさんはジャワ島出身で、お婿さんはスマトラ島出身。2月はお婿さんのご両親が友人・知人を招待して行なう結婚式でした。体育館ほどの大きな会場は1500人もの招待客で賑わいました。私たちは最初にお祝いを述べさせてもらい、その後は2時間以上、招待客の列が続きました。多民族国家なので、いろんな民族衣装があり、見ていてとても楽しいものでした。
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さて、ラマダンの期間、食事の制限がかかるので、日が沈んだとき反動で食べ過ぎてしまうこともあるとネットに書かれていました。また白夜の国では近隣諸国に合わせて行うようです。
今月からフランスに留学して遠距離結婚になったお婿さん。パリの日没は夜9時半頃なのだそうです。昼が長いのでラマダンは大変だろうなと思います。
(代表/松田くるみ)
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2742号