くるみの談話室 2466号(2012/07/02)
福島の復興にひまわりを
本紙代表 松田くるみ
先週末、福島読者会を開きました。たまたま水谷が月曜から金曜日まで上京する予定があり、その週末、中村信仁さん主催の「永業塾」福島合宿があることを知って、東京からちょっと足を伸ばして、その合宿に参加することにしました。せっかくだから福島の読者さんにお会いしたいと、前泊した金曜日の夜が空いていたので、急きょ企画したのでした。
当初、水谷一人が行く予定でしたが、「読者さんが集まるのなら私も行きたい」という思いが強くなり、福島まで「足運び」をしました。
福島には桐原恵美さんという熱い読者さんがいて、「読者会のときは友だちが駅前にオープンさせたお店を使ってね」というお手紙をもらっていました。その『イヴのもり』というレストランに、約40人が、遠くは宮城や岩手からも集まってくださいました。昨年7月にも震災後の福島にお邪魔しているので、親友(心友)と再会したような感じでした。
◎ ◎
読者会の翌日、「福島ひまわり里親プロジェクト」を進めている半田真仁さんからいろんな話をお聞きしました。
昨年の原発事故後、悲壮感漂う福島の地で、半田さんたちは復興のシンボルとして、ひまわりを植えようと立案し、活動を始めました。
このプロジェクトは、まず福島市内の種苗業者さんから取り寄せたひまわりの種を、県外の人に一袋500円で販売し、「里親」になってもらいます。このとき、袋に種を詰める作業を知的障害者の作業所にお願いしました。ここに雇用が生まれました。
里親さんが育てたひまわりが、花を咲かせ種をつけます。その種を再び福島に集めます。この種は無料で福島県民に配ります。ひまわりを育てた里親さんが、花を見に福島に来てもらえば観光につながります。さらに、誰からの種というのも分かっているので、絆も生まれます。
その上、ひまわりの花は見ているだけで元気にしてくれる笑顔の花です。これから夏になると、全国の里親さんが育てた種で、福島にひまわりがいっぱい咲きます。きっと福島の人たちの心を明るくしてくれることでしょう。
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後日、読者会を開いたくれた『イヴのもり』のオーナー、齋藤美子さんから電話がありました。「お手紙を書こうと、ステキな四葉のクローバーの便箋を買ってきて書いていたら、思いが膨らんでうまくかけなくて何度も書き直したので、12枚あった便箋がなくなってしまったの。だから電話しました」と(笑)。
熱い思いの方たちばかりで感激しました。福島の復興を心からお祈りいたします。
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