くるみの談話室 2459号(2012/05/14)
質の高い質問をする、自分に
本紙代表 松田くるみ
先月、ジェームス・スキナーさんの講演会に行ってきました。『成功の9ステップ』や『お金の科学』、最近では『略奪大国』などのベストセラー書の著者です。彼はアメリカ人で、19歳のときに日本に魅せられ来日。以来、凄まじい勢いで日本語を習得し、30年経った今では日本人以上に日本語に精通し、話下手な日本人よりずっと流暢な日本語を話します。
また、俗に言う億万長者です。極貧生活から身を起こしてビジネスの世界で成功し、今は経営者育成をメインにしたコンサルタントをされています。
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ジェームスさんはまず最初に、「皆さんは『お金持ちは悪い人、貧しい人はいい人』というイメージを持っていませんか?」と問い掛けました。そして、「私たちは学校でも社会に出ても、お金のことを学ぶことがないので、みんなお金について無知です。お金のことを知らないとお金が入ってきてもすぐ逃げてしまいます」と。
確かに私の中にも、儲からない仕事を人の為に一生懸命している人は徳の高い立派な人で、何をやっているのか分からなくて豪邸に住んでいる人は、私腹を肥やしている人みたいなイメージがありました。
しかし、低所得者層にも自分勝手な人もいれば、お金を世の中のためにうまく回している企業経営者もたくさんいます。お金の使い方は人それぞれの考え方によると思います。
「企業は、競争し合って収益を上げる競争マインドではなく、価値を生み出して利益を得る創造マインドによらなければならない」とジェームスさん。より質の高いサービスを創り出し、お客様に喜んでもらった結果、企業は成長し、より多くの雇用を生み出し、地域に貢献することになります。
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ジェームスさんのセミナーは、成功するための勉強会ですが、「質の高い人生をどのようにして選び取るか」という考えが根底にあるように感じました。お金について知ることは、その一つのきっかけになるということです。
質の高い人生を引き寄せる秘訣として、ジェームスさんは「質の高い質問をすること」と言います。「私ってなんでモテないの?」と自分につまらない質問をしている人は人生をつまらなくするだけだ、と。
質の高い質問とは「これって本当は何?」です。「お金って本当は何?」「学校って本当は何?」「生きるって本当はどういうこと?」「政治って本当は何?」等々、物事の本質を問い掛けていくと、大事なことが分かってくるそうです。
自分に質の高い質問をする。私も心掛けていきたいと思います。
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2459号