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くるみの談話室 2458号(2012/05/07)
楽しくなる改善提案

本紙代表 松田くるみ
 「『こうしたら会社はもっと良くなる』という意見があったら紙に書いて、所定の箱に入れてください」と全スタッフに呼びかける。こんな「改善提案」を教えてくださったのは、岐阜県にある㈱タニサケの松岡浩会長です。

 「最初から素晴らしいアイデアが出てくることは期待しないで、どんなことでも気づいたことをどんどん出してもらうことが大事」と松岡さん。

 この話を聞いて、我が社でも改善提案箱を設置しました。これはどんな提案でも報奨金を出すというのが特徴です。うちでは1件につき300円です。

 最初はみんな、何を書いていいか分からず、会社への要求が多かったのですが、8か月経った今では平均で月に1人3件、全体で30件近い改善提案が出てくるようになりました。

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 この前、コープみやざき本部にお邪魔したとき、「お待たせしてすみません」と、会議を終えた理事長が応接室に入ってこられました。会議が白熱してなかなか終わらなかったそうです。新たな出店計画とか、新規事業の話かと思ったら、「お惣菜の白和えに入れるほうれん草のおひたしの長さを何センチするかで議論していた」と言うのです。

 「白和えを食べた時、ほうれん草が長くて噛みきれなかった」という75歳のお客様からの声があり、それで短く切るか、でもあまり短くすると食感がなくなる。何センチが一番いいのか、1時間近く議論したというのです。

 また、「もやしやゴーヤなどを見切り売りするとき、いくつかまとめて安売りしているけど、古くなったものは早く食べてしまわないといけないので、たくさん要らない」というお客様からの意見も出たそうです。

 お店側からすると、古くなった商品は早く売ってしまいたいので、2~3束、まとめて安くしています。でも、消費者は早く使い切らないといけないので、少量のほうがいいんですね。この意見を受けて、見切り品でも単品で販売することにしたそうです。これも改善ですね。

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 本紙編集部にも読者の方からご意見をいただくことがあります。改めて考えると、その一つ一つが改善提案だと気が付きました。

 その一つ、島根県の飯塚さんからの提案ですが、宛名が書いてある帯封の裏面の有効活用について、です。読み終えた新聞を友人にプレゼントするときに、帯封をひっくり返して再利用したいとのこと。

 まずは裏面をどんなデザインにするか考えてみます。なんだか楽しくなってきました。ご意見ありがとうございます。
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