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くるみの談話室 2444号(2012/01/23)
皆さんと共に 「嬉」

本紙代表 松田くるみ
 「プチ紳士・プチ淑女を探せ!」運動主催の新春祝賀会(水谷講演会・懇親会)が6日、名古屋で開催されました。この運動の提唱者・志賀内泰弘さんのネットワークが広くて、満員御礼(定員150人)の後もお申込みが続き、「立ち見でもいいから」と当日強行参加された方もいました。懇親会では参加者が身の回りの小さないい話を発表されました。その中から三つ紹介します。

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 豆匠・豆福の社長、福谷正男さんの話。東北大震災直後、おにぎりやパンといった炭水化物が多く配給されているニュースを見て、「大人はそれでもいいが、発育盛りの子どもたちにはタンパク質が必要だ」と、福谷社長は倉庫にあった豆菓子を全部被災地に贈ったそうです。自分たちにできることをする、その模範のような話でした。

 次は地元テレビ局勤務の男性の話。その会社にはお掃除をするおばちゃんたちが何人もいます。あるときその一人の方がゴミ箱の清掃をしているとき、「痛っ!」と小さな声を上げました。何かで指を切ったみたいです。たまたま通りかかったその男性、TV局のロゴ入りバンドエイドを持っていたのでおばちゃんに渡したそうです。

 後日、彼は大失態をしました。携帯をなくしてしまったのです。著名人の携帯番号など個人情報が多数登録されており、それが外部に漏れたら大問題です。

 でも探しても探しても見つかりません。そこで、あのおばちゃんに相談しました。するとおばちゃんはお掃除仲間に伝えました。そのネットワークがすごかったそうです。あちこち探した末、その中の一人が洗面台の隅に落ちていた携帯電話を見つけてくれたのです。彼は大喜びしておばちゃんにお礼を言いました。するとおばちゃんは手のバンドエイドを指差して、「ありがとね」と言ったそうです。

 最後は字てがみの講師、長谷川喜千さんの話。都会に就職した長谷川さん、田舎で一人暮らしをしているお母さんが気になっていました。何とか親孝行したいと思い、毎日ハガキを出すことにしました。毎日続けるためには長い文章は書けません。そこで裏に大きく漢字一文字を筆字で書き、その横に一言書き添える「字てがみ」を始めました。

 「愛」の横に「ありがとう」とか、「旅」の横に「行っといで」とか。お母さんは息子からのハガキを毎日楽しみに待っていたそうです。お母さんがお亡くなりになるまで続いたそのハガキ、1400通超になり、それが本になっています。

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 今年、「みなさんの温かさに感謝!人間捨てたもんじゃない!」と書かれた年賀状を頂きました。同じ気持ちです。
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