くるみの談話室 2428号(2011/09/12)
無視の肯定形は共有
本紙代表 松田くるみ
先週末、水谷編集長と滋賀県に出掛けました。台風12号のため、名古屋行きの飛行機は欠航になっていたのに、なぜか大阪行きは飛びました。3日の土曜日は『魔法の日めくりメッセージ』の著者・辻中公さんが主催するイベントに参加しました。ゲストは知る人ぞ知る「我武者羅応援団」。以前DVDを観て、その異常なまでに気合いの入った応援に鳥肌が立つほど感動し、今回は直接生の応援を観て、また感動しました。
◎ ◎
「我武者羅応援団」の団長、武藤貴宏さんは、以前社説でも紹介したことがあるのですが、高校時代、憧れの応援団に入ったものの、2週間で逃げ出してしまいました。そのことを卒業してからも後悔していました。社会人になってからまた応援団をやりたくなって、ネットで募集したり、弟や友人にも呼びかけて、念願の応援団を結成しました。
あらん限りの声を出して、汗をたらたら流しながら、オールバックの髪型に、学ランという硬派の格好で、「頑張るあなたを応援します」と全国を飛び回っています。
あるソフトボールチームから決勝戦の応援を頼まれて球場に行った彼らは、「頑張っている人を応援するのが我々の使命です」と言って、相手チームも応援したそうです。そして頑張っている審判も応援し、最後は選手たちから踏まれたベースやグラウンドの土にも声援を送るという、素晴らしい応援団です。人の予想をはるかに越えて、「そこまでやるのか・・・」と絶句してしまいます。
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4日の日曜日は草津市で毎月開かれている「福ふくゼミ」の特別課外授業として、水谷編集長が講演しました。遠くは千葉や新潟から来られた方もいました。
講演の中で「脳は否定形が理解できないので、否定形ではなく肯定形で言いましょう」という話をしました。
講演後の質疑応答で、会場から「妻から話し掛けられても気付かなくて無視してしまうことがあります。無視を肯定形にするとどうなりますか?」という質問がありました。ちょっと答えに困った水谷は会場に振り、みんなで考えることにしました。
いろんな意見が出ました。最後に水谷が、「同じものを食べて一緒に『美味しいね』と言い、同じドラマを観て一緒に笑う。そういう喜怒哀楽を共有するのがいいのでは?」と言うと、質問した人が「無視の肯定形は『共有』ですね」と言いました。
「共有」ってなんて素敵な言葉だろうと思いました。講演後の読者会も、みやざき中央新聞が共有されているので、参加者はすぐに親しくなります。感動を共有するって素敵ですね。
(本紙代表・松田くるみ)
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2428号