くるみの談話室 2417号(2011/06/20)
「ありがとう」20周年イベント~初日編
本紙代表 松田くるみ
6月11日に行われた本紙の「20周年ありがとう講演会」、その当日は朝から横殴りの雨と強い風。「飛行機が飛ぶかな」と不安でしたが、「なんとかなる!」と気を取り直して家を出ました。全国から遠路はるばる来られる皆さんは空路、海路、陸路で当日宮崎入りされます。私たちは、大型バスを準備して、宮崎空港、バスセンター、宮崎駅など拠点となる場所で参加者を乗せて会場までお連れする予定でいました。
ところが、「飛行機が遅れます」に始まり、「新幹線が止まりました」とか「高速が南関(熊本)で通行止めになりました。下の道から行くので間に合いません」という電話やメールが次々に入ってきました。それでも「遅くなっても必ず行きますから!」とか「今列車が動き出しました。駅からタクシーで向かいます」と、皆さんから「何としても行く」という熱い思いが伝わってきました。
悪天候の中、駐車場ではスタッフやボランティアの皆さんが案内板を持って誘導してくれました。その姿に「感動しました」と言ってくださる方たちも多くいました。
◎ ◎
さて、第1部はピアノ演奏でした。ピアニストの調樹里杏さん(神奈川県在住)のことはNHK教育番組『ろうを生きる』で知りました。樹里杏さんは聴覚に障害があり、ご自身はピアノの音色が聞こえないのに、見事に演奏してくれました。
彼女のお腹の中には7ヵ月の赤ちゃんがいました。幸せそうな樹里杏さんを見て、ご両親がどれだけ手塩にかけて育てて来られたかが伝わってきました。ご両親は宮崎市内でレストラン「シャロン」を経営されています。
第2部の講演会では、作家の喜多川泰さんのお話に多くの方が「自分の生き方、あり方を考えさせられました」とおっしゃっていました。改めて紙面でご紹介させていただきますね。
満席で座れなかった人たちは、舞台の袖からご覧いただく不便をお掛けしました。
全国から、そして県内各地からおいでいただいた皆さんに、読者を代表して河野俊嗣宮崎県知事ご夫妻がご挨拶してくださったことがありがたかったです。
福岡から来られた中野宇宙さんは高速が通行止になり、一般道を走って宮崎入りしたところ、タイヤに釘が刺さりパンク。市内のガソリンスタンドで修理をして辿り着いたときには講演会が終わろうとしていました。その話を聞いたときは「事故にならなくてよかった」と本当にほっとしました。一人一人にたくさんのドラマが生まれた20周年の記念イベントでした。
(本紙代表・松田くるみ)
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2417号